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コラム

若手起業家、世界一周へ

行程70時間の路線も!? アメリカ大陸を駆け抜ける快適バス

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ペルーの首都リマと遺跡観光の拠点クスコを結ぶ長距離バス

アメリカ大陸を旅し始めて5カ月目となりました。その中で幾度となく長距離バスを利用する機会がありました。今回はアメリカ大陸を駆け巡る長距離バスのサービスをご紹介したいと思います。

日本では長距離バスと言っても、乗車時間は10時間未満の路線が多いかと思います。長くても20時間未満でしょう。

しかし、ここアメリカ大陸はその名の通り大陸です。島国である日本とは異なります。僕が見た最も長い路線では、南米ペルーの首都リマから、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスまで片道70時間という我が目を疑うものまでありました……。それほど、アメリカ大陸では費用がかかる飛行機移動よりも、バス移動が主な長距離交通機関となっています。新幹線のような手段があればまた違うのかもしれませんが……。

さて、今回はいくつか僕が実際に乗車したバスサービスを紹介しましょう。

車内はゆったり。バス、トイレにワイファイ完備の車両も

コチラ、ペルーの首都リマからマチュピチュ遺跡への拠点となるクスコまで片道21時間を走ったCruz del Sur(クルスデルスル)というバス会社です。バスシートは4列ですが、ゆったり感があります。角度もかなり倒せますし、バスにトイレが付いているのはもちろん、WiFi(ワイファイ)まで装備しているタイプのバスもあります(3列シートのさらにハイグレード仕様もあるようです)。

そして、飛行機と同様に食事も出ます。僕が乗ったバスは夕方発だったので、夕食と昼食が出ました。また、夕食の少し後に、長距離バスの車内を盛り上げようと、ビンゴゲームまで繰り広げられます。ビンゴの勝者には帰り道のバス乗車チケットが無料になるという特典がついてきます。

ビンゴゲームなど長距離移動を楽しむ工夫も

このように日本の長距離バス会社には滅多にない、至れり尽くせりのサービスが待っています。ちなみにこのサービス内容で僕が乗車したバスは約5000円程でした。ペルーにはバス会社が多数あり、常に競争しているようなので、さらなるサービスが生まれることでしょう。

また、アメリカ滞在時、ニューヨークからボストンへの往復にもバスを利用しました。僕が利用したのはメガバスというバス会社です。このバスも非常に快適かつ、ワイファイ搭載でした。このバスも片道4時間の道程が13ドル程度でした。

もはや、これからの時代、WiFiフリーのバスサービスは当たり前になっていくのでしょう。日本のバス会社でも徐々にワイファイ搭載を試みているようですが、もっともっと普及してもらえると、契約が必要なワイヤレスデータ通信サービスに加入できない外国人旅行者に優しい国になることでしょう。

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