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雑誌『WIRED』編集長に若林恵氏 就任

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WIRED VOL. 2 Photo: James Merithew
(c)WIRED 2011. All rights reserved.

コンデナスト・ジャパンは22日、雑誌『WIRED』の編集長として若林恵氏の就任を決定したと発表した。

米国のテクノロジー雑誌『WIRED』の日本版は2011年6月、98年以来13年ぶりに新創刊。編集長には、紙とデジタルの双方で豊富な経験を持つ長崎義紹氏(パラグラフ)を迎えていた。

今年は6月、11月にそれぞれ発行していたが、2012年は年4回と発行サイクルを増やすほか、雑誌とともにスタートしているウェブサイト「WIRED.JP」のコンテンツ充実やアプリ制作、リアルイベントの実施を予定している。

そのため、パラグラフなど『WIRED』以外の業務でも多忙を極める長崎氏の続行は厳しいと判断。『WIRED』新創刊から編集部として携わる若林氏を編集長に昇格することを決定した。就任は2012年1月1日付。


若林恵(わかばやし・けい)略歴
1971年生まれ、ロンドン、ニューヨークで過ごす。早稲田大学 第一文学部 フランス文学科卒業。
大学卒業後、平凡社に入社。『月刊 太陽』の編集部スタッフとして、日本の伝統文化から料理、建築、デザイン、文学などカルチャー全般に関わる編集に携わる。2000年にフリー編集者として独立し、以後『Esquire 日本版』、『TITLE』、『LIVING DESIGN』、『BRUTUS』、『GQ JAPAN』などの雑誌、企業や大使館などのためのフリーペーパー、企業広報誌の編集制作などを行ってきたほか、展覧会の図録や書籍の編集も数多く手掛けている。また、音楽ジャーナリストとして『intoxicate』、『MUSIC MAGAZINE』、『CD Journal』等の雑誌で、フリージャズからK-POPまで、広範なジャンルの音楽記事を手掛けており、近年では音楽レーベルのコンサルティングなども行っている。