【「広告なのにシェアされる」コンテンツマーケティング入門】
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谷口 マサト(LINE 広告事業部 チーフプロデューサー)
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杉本 誠司(二ワンゴ 代表取締役社長)
ユーザーのアラートに気づけるか?
谷口:私はLINEのプロデューサーとして、広告とコンテンツを融合させた企画の形を模索してきました。最近「ニコ生」を使った企画を始めたのですが、公式に載れば、1時間以上にわたり1万人以上が視聴してくれる。相当、価値のあるレアなメディアだなと実感しています。
杉本:僕らの中にはメディアの価値を現金化していくスキルがあまりないというか。「niconico」で広告ビジネスができるという意識があまりなかったんです。もちろん、お金になるからと言って、そこに邁進すべきかといえばそうでもないのですが。
谷口:「niconico」だと、まずはコンテンツありきで、そこにうまくはまる企業があればコラボするという感じでしょうか。
杉本:そうですね。谷口さんが言うように、私もプロモーション活動をコンテンツ化させていくという方向性は正しいと思います。コンテンツ化することで、ユーザーさんにも受け入れてもらえる企業からのメッセージになる。そして、きちんと「この企画は企業が協賛していますよ。広告企画ですよ」と明示すれば、理解も得られるだろうと思います。
ただ「どこまで行ってよいのか?」という見極めが難しいなと思っています。僕らは「niconico」の運営側にいて、ユーザーさんに罵られることに慣れているばかりに、この方向に進んでいって、ユーザーの心が離れていくようなことがあった時、真の意味でのアラートを鳴らしてもらえるだろうか。それに気づけるだろうかがわからないなと思っているんです。
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