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「本当はエコしてません」消費者に意識と行動の差――ADK調査

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エコ活動を負担に感じる「エコストレス」

アサツー ディ・ケイ(ADK)は27日、環境に配慮する「エコ活動」を負担に思う「エコストレス」に関して、消費者調査の結果を発表した。

調べでは「家計の節約にならなければエコな生活をしたくない」と考える層が20歳代に多く64.7%だった。一方、年齢が高まるほど、エコ活動をライフスタイルに取り入れたいと考え、60歳代では70%に上った。

調査対象は全国20~69歳の男女3320人。2013年7月30日~8月1日の3日間にかけて実施した。

エコ活動の意識と行動の差が顕著となった。「省エネ家電の導入」や「地域リサイクル活動への参加」、「カーボンオフセット商品を選ぶ」といったエコ活動の「重要性を認識している」層は6割弱~7割強におよぶが、いずれも「実際に行っている」層は1~4割にとどまった。

出費がかさんだり、行動が制限されるエコへの負担心理が強い。「環境保護イベントへの参加」「カーシェアリングやレンタカーの利用」「太陽光での自家発電」はいずれも「エコストレス」に感じる人が7割超。「再生紙などリサイクル製品を積極的に購入する」ことも56.3%が負担に感じると答えた。

ADKは調査対象を6タイプに分類。

エコ活動経験が少なく、また「エコストレス」が高い「エコ無関心族」「プチ節約族」で計46%、エコ活動が活発でエコストレスが低い「ソーシャルエコ族」は10%にとどまった。

また、中間層として、エコに関する購買に積極的な「エコリッチ貴族」(9%)、イベント参加など地域とのつながりを重視する「コミュニティ守護族」(10%)、ムダを嫌い、つながりや情緒的満足感を求めない「ドライエコ族」(25%)といった3タイプを挙げている。