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資生堂、海外主要市場の広告枠購入を電通イージス・ネットワーク社に一元化

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資生堂は29日、同社グループのマーケティングにおける海外主要市場の広告枠購入を、電通グループの「電通イージス・ネットワーク社」(本社・英ロンドン)に一元委託すると発表した。1社に集約することでグローバルレベルで媒体費を削減し、運用を効率化するのが狙い。契約期間は2014年7月から16年12月まで。

米、仏、中など日本を除く海外の10カ国程度でスタートし、今後対象市場を拡大する。媒体購入実務は、電通イージス・ネットワーク傘下のメディアエージェンシー「ビジウム」が担当する。

対象ブランドは、グローバルブランド「SHISEIDO」のほか、アジアで展開する「Za」など中間層向けブランド、在仏子会社ボーテ プレステージ インターナショナル社が展開する「イッセイ ミヤケ」など香水ブランド、2010年に買収したベアエッセンシャル社の「ベアミネラル」など。将来的には30カ国程度に広げる方針で、従来の2割程度の媒体費削減を見込んでいる。

資生堂は2013年9月、グローバルの広告会社グループ5社を対象にコンペを行い、電通イージス・ネットワーク社を選んだ。同社は電通が2013年3月に買収した「イージス・グループ」が母体。