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理想的なリキッド&リンクド・コンテンツ:「アナと雪の女王」ヒットを分析して(2)

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前回のコラムで紹介した時がピークだと思っていた「アナと雪の女王」(以下文中“アナ雪”)の勢いが止まらない。

いまだに映画興行収入のトップを走っている。しかもこのタイトルにあるように理想的な「リキッド&リンクド」コンテンツということがこのブームを存えさせているというようなデータも出てきていると筆者は感じているので今回はそれをシェアしたいと思う。

公開から11週たっても増している映画と歌の人気

映画としてのアナ雪は公開してから11週間、一度首位を譲ったもののずっとランキング首位を保ったまま興行収入200億を突破し、日本で公開された映画のベストスリー「千と千尋の神隠し」(304億円)「タイタニック」(262億円)「ハリー・ポッターと賢者の石」(203億円)に割って入りそうな勢いである。

そして、歌の方のランキングを見てみるとアルバムではサウンドトラックが徐々に順位を上げ1位を独走、またLet It Goが収録されたMay JによりカバーアルバムがGW中は2位に喰い込むなど大変検討している。

シングルチャートでもダウンロード数で主題歌であるLet It Goが松たか子、Idina Menzel, MayJの3バージョンがベスト10入りしているほか徐々に松たか子+神田沙也加「生まれてはじめて」や神田沙也加の「雪だるまを作ろう」なども上位にランクインするという現象が起こっているのである。

筆者はこの現象の一旦はこの映画のリキッド&リンクドな性質にあると考えているので以下で説明したい。

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