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コラム

企業トップが語る“次世代リーダー”の育て方

「新しいものにワクワクしつつ考えられるか?」 ――VOYAGE GROUP 取締役CCO青柳智士氏に聞く

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【前回のコラム】「「『ノー』と言ったことは一度もありません」——AOI Pro. 藤原次彦社長に聞く」はこちら

時代の流れがますます速くなっている昨今、求められる人材においても、そうした流れに翻弄されることなく、しっかりと考えて行動できる「マーケティング思考」が、マーケティング部門のみならず、あらゆるビジネスパーソンに求められる時代なってきている。
このコラムでは、そうした「マーケティング思考&行動」ができる人材を育成するにはどうすればいいのか?企業のトップを中心に、人材育成について考えていること、大切にしていること、実践していることなどを聞いていく。
今回は、SSP(Supply-Side Platform(サプライサイドプラットフォーム))といったアドテクノロジー事業や、ポイントサイト「ECナビ」や国内最大級のアンケートサイト「リサーチパネル」やなどのメディア事業を展開する、VOYAGE GROUP取締役CCO(Chief Culture Officer)の青柳智士氏に伺った。

青柳智士(VOYAGE GROUP 取締役CCO(最高文化責任者) スマートフォン事業 兼 人事統轄)

“スゴイこと”に興味がある人ほどイノベーションに関心を持って取り組む

——VOYAGE GROUPが社員に対して“強く求めている力”とは、どのようなものでしょうか?

大切なのは「未知への好奇心」です。これは弊社の価値観の軸である“360°スゴイ”を前提としています。とにかく新しいもの、未知のものに興味を持って接することができるかどうか。そういった感じ方ができるかどうかを重視しています。

また、時代性に合わせたところでは、「日々変化するニーズに合わせたビジネスを展開できる力」を社員に求めています。例えば、スマートフォンが出始めのころに「こんなのダメだよ。やっぱりWEBでなければ」と既存のことに固執するのではなく、「これは、こういうビジネスに転換できるよね」と新しいものにワクワクしつつ考えられるかどうか。それが当社の言う「スゴイ」にもつながっていきます。

それに、特定の分野だけに興味があるのではなく“とにかくスゴイこと”に興味を持った人ならば、間違いなくイノベーションであったり、デバイスであったり、それに類する言葉に高い好奇心や興味を持ってアプローチしてくれる。こうした社員が多くいれば、イノベーションが起こりやすい会社であり続けることができると思います。

まさにダーウィンの進化論の「強い者よりも変化に対応する者が生き残る」ですね。

次ページ 「入社後に社員を伸ばすために行っていること」に続く