11月30日打ち上げ予定の小惑星探査機「はやぶさ2」をかたどったアクセサリーが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)公認商品として同日発売となる。日本テレビ放送網子会社の日本テレビサービスと、インタラクションデザインを手がける無重力が共同で企画した。
ブランド名は「Satellite-U(サテライト・ユー)」。同ブランドは商品化許諾「JAXA COSMODE」のライセンス供与を受け、JAXAが販売実績に対して一定のロイヤリティを受け取る。「はやぶさ2」と共に人工衛星「だいち2号」のアクセサリーも発売する。
これに伴い、2機の人工衛星の位置がリアルタイムでわかるスマートフォン向け専用アプリの配信も始めた。アクセサリーにスマホをかざすと、実際の地球との位置関係を計測して衛星が地球上空に浮かぶ様子をCG合成する。
アクセサリー制作はタイの工場が手がけた。2センチメートル足らずのサイズに、着陸誘導時に用いる「ターゲットマーカー」5つを再現。その精度の高さでJAXA担当者を驚かせた。
ラインナップはピアス、ペンダントヘッド、ラペルピンなど。全国の科学館、アクセサリーショップ、セレクトショップなどで販売する。23日から「日テレ屋WEB」で先行予約を受け付けている。
日本テレビサービスの担当者は今回の企画について、「日テレコンテンツを二次利用した商品化事業に長らく携わってきたが、今後は生活の中でも宇宙事業の存在感が増すと予想し、新たなコンテンツとして取り組み始めた」と話す。同社は今年7月、H-IIBロケット3号機の先端部品「フェアリング」を活用したブローチや切手セットなどを発売し、好評を博していた。
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