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【今週の注目記事まとめ】100円のものは100円に見せることのだいじさ、ユーザー目線で考える、ここが変だよ「ネット広告業界」など。

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商品をほめすぎたら、あかん。

100円のものは100円に見せることのだいじさ。

(c)Oleksandr Pakhay/123RF.COM

今回は、「商品を必要以上にほめることは、決してプラスに働かない」という話をさせていただきます。企画をするうえで、「商品をほめすぎない」ことはだいじなことだと思っています。広告で、「おいしい」などと商品をほめることは当たり前のことで、見る人はそれを簡単には信用してくれないからです。

僕が若いころ、「100円のものは100円に見せることがだいじなんや」、とよく言われました。

100円のものを200円に見せようとすると、100円分のウソをつくことになります。ウソまではいかないとしても、100円分の飾りをつけることになってしまうわけです。でも、そのウソや飾りはすぐに見透かされてしまう。世の中の人は賢いですからね。
さまざまな情報をあらゆるところから入手できる今は、なおさらそうでしょう。

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【前回コラム】「「完成度」より「伝達度」を上げる。」はこちら

世界最大の広告会社とSNSが手を組む WPPとフェイスブック、データ活用で提携

JaysonPhotography/Shutterstock.com

360b/Shutterstock.com

広告世界最大手WPPは7日、米フェイスブックとの提携を発表した。傘下のData Allianceを通じ、「Facebook」利用者データの活用で協力する。WPPグループのメディアエージェンシー・グループエム、市場調査会社カンター、ワンダーマン傘下でデータマーケティングを手がけるKBMグループが持つ消費者データと、Facebook利用者データを統合し、マーケティングに使えるようにする。契約期間は複数年で、対象は世界全域。施策の効果検証でも協業する。

WPPはここ数年間、オンライン広告枠を売る側、買う側との連携を強めてきた。同社のオンライン広告売買が本格化したのは、07年5月の24/7リアルメディアの買収からだ。24/7リアルメディアは、オンラインメディアの広告販売収益を高める「サプライ・サイド・プラットフォーム(SSP)」を手がけていた。

11年には一般企業向けに、オンライン広告を効率よく配信する「デマンド・サイド・プラットフォーム」を扱う部門として、「ザクシス(Xaxis)」を立ち上げた。24/7リアルメディアは13年12月、ザクシスに吸収合併され、さらに14年9月、ザクシスのSSP部門を広告テクノロジー企業のアップネクサス(AppNexus)に売却した上で、同社に出資。この間にもWPPは、広告テクノロジー企業10社ほどを対象に、買収・出資を繰り返している。

2013年6月には、もうひとつ大きな出来事があった。

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ユーザー目線で考えよう、ここが変だよ「ネット広告業界」

ペイパーポスト、覚えていますか?

画像提供 Shutterstock

ネット広告業界には、ユーザー視点で考えれば当然に思えることが、見えなくなってしまう人が意外に多い気がするのは何故なんだろう。そんなことを感じるようになったのは、私がアジャイルメディア・ネットワークの立ち上げを手伝うようになる前のこと。2006年の頃の話です。

特に当時、問題意識を持っていたのが「ペイパーポスト」と呼ばれるブログの広告手法。ペイパークリックがクリック単位でお金を支払うのに対し、ポスト(記事)単位でお金を支払うことからペイパーポストと総称されていたものです。

要は、ブログを持っている人に100~300円で記事を書かせることができる、というサービスで、100万円ぐらい予算があると簡単に数千記事ブログを書いてもらうことができるという分かりやすさから大流行し、数十のさまざまな事業者が乱立しました。

何しろ2007年にはあのヤフーまで、「ヤフーBR+」という名前のサービスで参入してますからね。ペイパーポスト市場の盛り上がりぶりが分かるというものでしょう。まぁ、ちょっと前のバイラルメディアブームに似ているかもしれません。で、当時このペイパーポストが、「クチコミマーケティング」の代表サービスのように言われていたりしたわけです。

でも、これっておかしくないですか?

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