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コラム

私家版・「通販コピー塾」

編集者になったつもりで「広告」を見つめ直す。

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【前回の記事】「ネイティブ広告の「記事広告コピー」を変えなくちゃ!」はこちら

本コラムは、少し前からすっかりWEBサイト専門のマーケティング論のようになってしまいました。でも、今回から少し原稿からカタカナが減ると思います。というのも、「コンテンツマーケティング」という語を、IT用語として考えないようにしてみようと思うからです。
1ヶ月ほど前に、友人の◯△君からのメール2015/4/02の回がきっかけで、本コラムのバックナンバーを読み直しているうちに、ふと、このコラムで書いてきたことは、ほとんど「コンテンツマーケティング」に通じる話なんじゃないか?と思えてきたのです。

第1回目のタイトルは、「広告のコトバが、どんどん弱くなっている」(2014/6/25)でした。通販広告のコピーを念頭に書いたもので、「商品をホメてばかりいると、そのうち消費者がつきあってくれなくなるゾ!」という警鐘です。これは、ネット上のバナー広告が効かなくなってきたという「異変」に関係があることだと思います。そして、同じ稿にある「売る側として何を伝えたいか?より、読む側が知りたいことはなんだろう?と考える」は、コンテンツマーケティングを語る時によく使われるフレーズです。
2回目のタイトルは、「長いコピーを最後まで読んでもらうには?」(7/09)です。これは、通販カタログのコピーを、もっと物語風にして「読んで」もらおう。ただし、長い文章を読ませるにはコツがあるよ!という話でした。
以下、第3回以降の原稿に、コンテンツマーケティングを意識した視点でタイトルをつけ直すとこんな感じです。


3、(7/23)コピーを「読む」だけではなく、商品を「買って」もらうには?
4、(8/05)ビジネスの現場では、広告物と編集物の垣根がどんどん低くなっている。
5、(8/20)文章を「話す」ように書くと、スルスル書けて、スルスル伝わる。
6、(9/03)「〜してください」より「〜してくれませんか?」の方が、相手が「うん」と言いやすい。
7、(9/17)通販広告に「著名人」を起用する場合のインタビュー法。
8、(10/01)通販コメントの「やらせ感」を払拭するために。
9、(10/17)いくら「リーチ」を獲得しても、肝心の「レスポンス」が上がらない時には…
10、(10/31)「取引における新サービス」を文章化して売り場に誘い込む方法。
11、(11/12)「安い」だけでは売れない時代のコピーとは?
12、(11/26)読み手を説得するには「ポエム調」コピーではダメよ〜ダメダメ。
13、(12/10)主婦の「商品口コミ」を拡散させるために。
14、(2015/1/13)ネット通販の「好調」は、ITインフラやアプリケーションの進歩に支えられたもの。
15、(2/02)データベース的コピーを「読み物的コピー」に変える方法。
16、(2/17)商品コピーに「気づき」を盛り込んで、読ませる。
17、(3/02)「テキスト系」のコンテンツがシェアされない理由。


どうですか?
このコラムは本来、カタログやDMなど印刷系の通販コピーを、もっと「売れる」ように、しっかり「読んで」もらえるように変えよう!…と始めたものですが、気がつけばそのまま、ネイティブ&バイラルなコンテンツ作りにも応用できる内容になっていると思います。
なぜ、そうなるのか?
それは裏を返せば、カタログやDMの通販広告にも「コンテンツマーケティング」が必要だ!ということではないでしょうか。

次ページ 「そもそもコンテンツマーケティングは」へ続く