スマホを使い、ネット通販を気軽に利用できる環境が整う中、ユーザーは商品をどのように選定・購入し、受け取っているのか。『販促会議』編集部では、月1回以上ネット通販を利用し、スマホを所持している全国15~69歳男女500名を対象に、複数のチャネルを横断しながらの買い物経験などについてネット調査を行った(調査日 2015年4月14〜15日、調査協力 ネオマーケティング)。
「欲しい商品の在庫が実店舗に無かったので、その後インターネット通販で商品を購入した経験」については、80.2%が「ある」と答え、購入した商品については、「書籍」の割合が最も高く、ついで「食品」、「CD・DVD」、「パソコン・周辺機器」、「家電」が続いた。
「 商品の比較サイトや評判サイトをネットで確認してから、実店舗で商品を購入した経験」については68.6%が「ある」と回答。購入した商品については「家電」が最も高く、「パソコン・周辺機器」の順に高かった。
「欲しい商品の在庫をネットで確認してから実店舗で購入した経験」は61%が「ある」と回答。購入した商品については、こちらも「家電」の割合が最も高く、「パソコン・周辺機器」の順だった。
「ネット注文(予約)した商品を自宅以外で受け取った経験」がある人は、全体のうち29.6%。そのうち、受け取った場所としては、コンビニが最も多かった。自宅外で受け取る理由として、64.2%が「好きな時間に受け取れるため」と回答している。また、利用経験者のうち69.6%は「今後も利用したい」と回答した。
年間のネットでの買い物額別にみると、「100万円以上購入」している人のうち60%が、ネットで注文(予約)した商品を宅配にせず、自宅以外で受け取った経験があると答えた。
「また来店したいと思う実店舗の特徴」について聞く設問では、「ネット、店舗の共通ポイントがあること」の回答が最も高く、ついで「商品についての情報がネットで確認できること」「スマホに店舗で使えるクーポンが配信される」だった。なお、「店舗の近くを歩いているとスマートフォンのGPSと連動してクーポンなどお得情報が配信されるアプリ」を利用している人は12.4%で、利用者の93.5%が今後も利用したいと回答した。
こうしたチャネルを横断しながら買い物を楽しむ消費者の動きに対応し、小売各社が取り組む、オムニチャネル施策については『販促会議』2015年6月号にて
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