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ソニー、南米ネット広告大手を買収 米テレビ制作会社を通じ

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ソニーは9日、南米に11拠点を持つインターネット広告会社インターネット・メディア・サービシズ(IMS、本社=米フロリダ州)を買収すると発表した。傘下の米テレビ制作会社ソニー・ピクチャーズ テレビジョンが、IMSの株式51%を今後数週間で取得する。買収金額は非公表だが、IMSの時価総額は約25億円(7844万ポーランドズロチ)と見られる。

電通イージス傘下カラの調査では、南米の2015年広告市場は前年比11.1%増で伸長する見込み。ブラジルは景気減速で成長が鈍化する見通しだが、ほかのラテンアメリカでは堅調だという。米調査会社イー・マーケターの試算では2015年、南米広告市場は11.6%増の444億7000万ドル(約5.3兆円)に上る
(写真提供:Shutterstock.com)

IMSは独立系の広告会社で、創業者でCEOを務めるガストン・タラツータ氏の声明によると、オンライン広告の取扱高は南米1位だという。顧客企業には、グーグル傘下のカーナビサービス「Waze」、ツイッター、リンクトイン、スポティファイがある。アップルの広告サービス「iAd」も扱う。

米調査会社イー・マーケターの調べでは、2014年のオンライン広告費は、前年比約30%増の52億9000万ドル(約6324億円)で、18年には93億6000万ドルに上る見通し。またIMSの発表によるとモバイル端末の浸透率が高く、1人あたり1.2台を所有する計算。


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