【前回のコラム】「2年目コピーライターの苦悩。」はこちら
はじめまして。城川雄大と申します。北陸は富山県富山市の制作会社にてコピーライターをしております。新卒で小売業に入社し、2年の店舗勤務を経て転職、今年7月に地元へと戻ってきました。まだ5ヶ月目の「へっぽこぴーライター」です。
異業種からコピーライターになるまでの紆余曲折や、北陸のクリエイティブ事情についてお話できればと思います。新米ですので実務に役に立つ話はできませんが、コピーライターを目指す方々にとって、ほんの少しでも参考になればと思いますので、よろしくお願いいたします。
祝!北陸新幹線開業、北陸はブルーオーシャン?
今年3月、待望の北陸新幹線が開業しました。「陸の孤島」だの「パスポートが必要」だの言われてきた北陸において、ここまで県外から注目されたことも、県民自身が盛り上がったこともなかったでしょう。ここ数年が勝負でしょうが、県を挙げてのPR活動は続いていますし、企業もなにか手を打とうと必死な今、北陸の広告界はおもしろい環境ではないかと思っています。
噂によれば、少なくともHCC(北陸コピーライターズクラブ)会員には、私と同じ20代のコピーライターは1人しかいないそうです(誤りであれば大変申し訳ありません)。都会と比べてライバルは圧倒的に少ないですし、北陸が注目されている今だからこそ、若手にも大きなチャンスがあると思っています。当初は、地元に帰る気はありませんでしたが、もしかするとブルーオーシャンかもしれないと考え直し、北陸に飛び込むことに決めました。
14歳でコピーライターになると決めた。
番組よりCM大好きな少年は、中2のとき「コピーライター」という仕事を知ります。どうやら、「でっかいどお。北海道」なんてダジャレを言っているだけでお金をもらえるらしいのです。ラクショーな上、何より惹かれたのはカタガキがヨコモジなことです。
勘違い少年はそれから11年、夢を追い続ける羽目になります。
私大の「メディア学科」という、うさんくさい学科に拾われた私は、怪しげな「広告研究会」というサブカルサークルに足を踏み入れてしまい、広告漬けの日々を送ります。しょせん真似事でも楽しくて、コピー以外にもいろんなことに手を出していくうちに、どんどん広告の魅力に取りつかれていきました。
当時はこれがコピーライターへの最短ルートと信じていました。ただ、一直線なヤツはだいたい挫折します。つづく。
お時間いただきまして、ありがとうございました。
城川 雄大(しろかわ・ゆうだい)
アイアンオー株式会社 コピーライター
1990年生まれ。富山県富山市出身。同志社大学社会学部メディア学科卒業。在学時広告研究会所属。インテリア小売業を経て、2015年7月より現職。宣伝会議コピーライター養成講座大阪教室2011年春コース修了。第49回宣伝会議賞シルバー、第52回宣伝会議賞眞木準賞受賞。
「コピーライター養成講座」
講師は一流のコピーライターが直接指導 プロを育てる実践型カリキュラム
いまでも多くの有名クリエイターを輩出している本講座。幾度かの改変を経て、内容を一新。コピーやCMといった、広告クリエイティブだけでなく、インタラクティブ領域のコミュニケーション、マーケティングやメディアクリエイティブなど、さまざまな視点からコミュニケーションを構築する能力を養い、次世代のクリエイターを育てます。
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