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制作チームが語るブース実現の舞台裏

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前例のない展示を作り上げるにあたり、その舞台裏ではどう制作チームが組まれ、企画が進められたのか。その苦労やこだわりを制作チームに語ってもらった。

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01 左から、studioTED シニアプランナー 吉田貴行さん、 同 プロデューサー 土屋竜一さん、eND LLC 前文章さん、自由廊 JIROさん、モノトバ クリエイティブディレクター 田中啓介さん、同プロデューサー 久保慎太郎さん、丹青社 デザイナー 伊藤佑子さん、サイバーエージェント チーフプランナー/プロデューサー 日高勇太さん、同シニアプロデューサー/クリエイティブディレクター 吉田敦さん、同プランニングディレクター 二宮功太さん。

特殊造形に3D映像クリエイター スペシャリストがチームに集結

「東京ゲームショウに巨大なグランサイファー(艇)を出現させる」。このミッションを実現するにあたり、サイバーエージェント プランニングディレクター 二宮功太さんはまず相談を持ち掛けたのが、特殊メイクや造形の第一人者・自由廊のJIROさんだ。

大胆な表現力と繊細な技術を持つJIROさんであれば、ゲームの世界観を現実に表現してくれる。そんな期待を込めてのことだった。

艇以外のシアターやスタジオなどの造作物の相談は、丹青社の田中啓介さん(現・モノトバ)のチームへ。田中さんのチームは2009年から東京ゲームショウのブースを手掛けており、企画の段階からアイデアを出せるのが強み。

ブース全体の企画を一緒に作り込んでくれるパートナーとして協力を依頼した。

そして、シアター内で上映する映像の制作はstudioTEDの吉田貴行さんに依頼した。studioTEDが得意とするのは3D映像の制作。吉田さんの手掛けた初音ミクのホログラフィック3Dライブを見たことが、声がけのきっかけになったという。

それぞれのチームで持ち場を進めながら、半年間毎週全チームが集まる定例会を実施し、意見を出し合ってきた。

さらにそれぞれの持ち場でも毎週分科会を開催。半年間、全員がこのプロジェクトに没頭しながら走り続けてきた。

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02 「グランサイファー」の平面図と3Dパース。ゲーム中のCGで使用している3Dデータから作成している。

次ページ 「「そこまでやるの?」の連続 妥協せずにやり抜いた」へ続く