カルビー「じゃがりこ」、コミュニティサイトが商品開発やプロモーションに貢献

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デジタルマーケティングの潮流を、2014年後半から2015年に実施された代表的な事例の図解を通して理解する書籍『デジタルマーケティング年鑑2016』。その発刊を記念して、AdverTimesでは書籍に収録されている101社の事例の中から10の事例を厳選して紹介。今回は、2007年2月より開設しているコミュニティサイト「それいけ!じゃがり校」について聞いた。

カルビー「じゃがりこ」のファンサイトである「それいけ!じゃがり校」。架空の「学校」を舞台に、年に一度の入学試験に合格したファンが交流できるサイトだ。試験は「じゃがりこ」への愛をつづるミニ作文。開校以来、毎年約3000人の新入生が入学している。

じゃがり校トップページ

じゃがり校ホームルーム

生徒が取り組むのは期間限定商品の開発。入学直後から食べてみたい味のアイデア募集が始まる。2015年は1000を超える応募があり、学校側はアレルゲンなどの体への影響や魅力度をチェックして40案を選出。生徒の投票によって商品化する1案を決定した。

その試作品を500人の生徒に送付して、試食した感想を集めて味の改良を実施。味の決定と同時進行でパッケージやキャラクターも生徒からアイデアを募集し、投票で決定した。

新商品開発プロジェクトトップページ

「味覚・コンセプト」「パッケージ」「ダジャレ&キャッチコピー」「キャラクター」などをコミュニティ内で人気投票をおこない決定。

生徒は「じゃがりこ」のファンであるため、リサーチでは質の高い回答が得られ、さらに外部のリサーチ会社を使わないため、調査コストも削減できている。生徒の“じゃがりこ愛”は商品開発に深く関わることで一層深まり、新商品が発売されれば率先して購入し、SNSなどで拡散してくれる。

「じゃがり校」は、商品開発からプロモーションまでを担ってくれるロイヤルユーザーの養成校と言え、一緒に開発した商品の売上は、毎年発売する新商品の中で1位を獲得している。

2015年は離脱者防止のための入学ガイダンスの実施や、OB・OGの参加範囲の拡大など、「じゃがり校」に関わる全員を囲い込む体制づくりを続けている。

カルビー企業サイトトップページ
2015年11月よりバナーなどで案内をおこなった。

じゃがり校入学案内ページ
2016年4月の入学に合わせて、応募資格や応募方法などの募集要項がまとめられている。


松井淳氏
マーケティング本部素材スナック部 じゃがりこ課課長

 


こちらの記事は、2016年2月3日に発刊される「デジタルマーケティング年鑑2016」(宣伝会議・刊)より一部抜粋しました。事例をご覧になりたい方に向けた書籍です。
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