KDDI、サプライズ動画が累計280万回以上再生 ブランドリフト効果に寄与

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デジタルマーケティングの潮流を、2014年後半から2015年に実施された代表的な事例の図解を通して理解する書籍『デジタルマーケティング年鑑2016』。その発刊を記念して、AdverTimesでは書籍に収録されている101社の事例の中から10の事例を厳選して紹介。今回は2015年3月から展開された動画プロモーション「SYNC YELL 〜 上京した瞬間に、地元からのサプライズエール〜」についてKDDIの担当者に聞いた。

KDDI「SYNC PROJECT」は、等身大のビデオチャットを活用して遠く離れた人たちの心をつなぐサプライズ企画だ。2014年のクリスマスイブは遠距離恋愛のカップルがディナーを楽しむ「SYNC DINNER」、2015年春は上京する人に地元からエールを送る「SYNC YELL」、同年夏には子どもたちが夢に近づくための特別授業「SYNC DREAMS」を実施した。

SYNC PROJECT PC サイト

SYNC DINNERへのナビゲーション

SYNC YELLへのナビゲーション

SYNC DREAMSへのナビゲーション

「SYNC YELL」は上京する人が地元を離れ、東京でメッセージを受け取るまでのドキュメンタリー。上京した人が改札を出るとiBeacon(近距離無線通信技術)がターゲットのスマートフォンを感知。駅前に設置した大型ディスプレイと連動して、娘を心配しながらも夢への挑戦を応援しようと心に決めて送り出す母親のメッセージや、夢の実現を応援する地元の仲間の温かいメッセージが流れる。それを見るターゲットの表情が驚きから感謝や愛情に変化して心がつながる瞬間を映しだす。春の旅立ちは誰もが経験したことがあるため感情移入しやすく、見る物の心を揺さぶる力強いコンテンツとなっている。

左)SYNC YELL特設サイト
右)SYNC YELLサプライズエール動画

今回のプロジェクトでは、商品やサービスの訴求は一切おこなっていない。通信の力で「遠く離れた大切な人とも心をつなぐことができる」というシンプルなメッセージを投げかけた。動画のYouTube上での再生回数は120万回、FacebookとTwitter上では160万回再生され、シェアやリツイートを合わせると計り知れないインプレッションになった。結果的に、「SYNCYELL」によるブランドリフト(非接触者と接触者のブランド好感度の差)は10ポイント以上アップした。

左:コミュニケーション本部 宣伝部 デジタルマーケティンググループ 菊池悠里氏
中:コミュニケーション本部 宣伝部 デジタルマーケティンググループリーダー 担当部長 塚本陽一氏
右:コミュニケーション本部 宣伝部 デジタルマーケティンググループ マネージャー 後舎満氏


こちらの記事は、2016年2月3日に発刊された「デジタルマーケティング年鑑2016」(宣伝会議・刊)より一部抜粋しました。事例をご覧になりたい方に向けた書籍です。
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