日清食品、いち早く取り組んだInstagramへの広告出稿の効果

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デジタルマーケティングの潮流を、2014年後半から2015年に実施された代表的な事例の図解を通して理解する書籍『デジタルマーケティング年鑑2016』。その発刊を記念して、AdverTimesでは書籍に収録されている101社の事例の中から10の事例を厳選して紹介。今回は、2015年5月に実施されたInstagramでの広告配信について日清食品の三宅氏に聞いた。

日清食品の創業ブランドとして58年の歴史を持つチキンラーメン。広告展開では、どの企業よりも早くソーシャルメディアのアカウント開設やキュレーションメディアへのネイティブ広告出稿などに取り組んでいる。

2015年5月にInstagram(写真共有サービス)の広告出稿が可能になると、同社も最初の活用企業の1社として参画した。これはチキンラーメンの次世代ユーザーとなる子どもたちに食べてもらえるように、20~30代の母親世代をターゲットに設定したからだ。Instagramへの広告は初めてということもあり、ユーザーからの反発が出ないように同社とInstagramを提供するフェイスブックと協議を重ねた。

複数の広告クリエイティブの案から、審査をパスした2種類の広告クリエイティブを採用し、それぞれ250万人に配信。約2週間で延べ500万人にリーチし、2つ合わせて2万5000の「いいね!」を獲得した。

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(左図)Instagramの出稿審査を通過したクリエイティブの一つ。ラーメンの器ややかん、テーブルクロスなどを組み合わせてInstagramのロゴ風に見立てた。/(右図)テーブルの上からふかんして撮影した広告出稿クリエイティブ。Instagram上で人気のハッシュタグ「#onthetable」を参考にした。

通常ディスプレイ広告は画面の端に表示されるが、Instagramの広告は画面全体を使って表示される。画像には「広告」と表記されるが、クリエイティブを従来の投稿の雰囲気に合わせることで、ユーザーは違和感なく受け入れることになり、認知率も上がる。また、質の高いクリエイティブはブランディングにもつながる。

一方で、「いいね!」は付くものの公式アカウントのフォローにはつながりにくいという課題も見えた。今後も、Instagramを活用してより高い効果を得るためにチャレンジしていくという。

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マーケティング部 第3グループ ブランドマネージャー 三宅隆介氏


こちらの記事は、2016年2月3日に発刊された「デジタルマーケティング年鑑2016」(宣伝会議・刊)より一部抜粋しました。事例をご覧になりたい方に向けた書籍です。
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