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今回のゲストについて
ハヤカワさんは、弱冠18歳でランジェリーブランド「feast by GOMI HAYAKAWA」を立ち上げ、その後会社を設立しました。高校生の頃からメディアに注目されていた彼女。起業すれば“10代の起業家”として騒がれてしまうことは分かっていたはず。それでも10代のうちに起業することを選んだのは、なぜだったのか。その理由を率直に語ってくれました。
ハヤカワ五味(はやかわ・ごみ)
1995年、東京都生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科2年在学中。高校時代から創作活動を始め、大学生になって立ち上げた胸の小さな女性のためのランジェリーブランド「feast by GOMI HAYAKAWA」は「品乳ブラ」として一躍有名に。2015年に株式会社ウツワを興し、代表取締役に就任。同年5月にラフォーレにてポップアップ出展。泰文堂から6月にランジェリー付きムック本『feast CollectionBook 2015 Summer』を発売。
ネットで有名でも、それだけでは通用しない
長谷川:ハヤカワさんは、僕が勤めていたカヤックにインターン的に週1で通って、ブレストに参加したりしているんですよね。カヤックでは僕が先輩でしたが、独立に関してはハヤカワさんのほうが1年早いので、今日はアドバイスをいただきに来ました。
ハヤカワ:はい、何でも聞いてください。
長谷川:インタビューの依頼、結構多いんじゃないですか?
ハヤカワ:依頼が多すぎるので、断っています。とくに、「そんなに仲良くないのに仲が良い」体で来る依頼は引き受けません。そういうのって、紹介した方もされた方も、イメージが悪くなって終わるので、やめたほうがいいと思います。自分が責任をとれない相手は紹介しないほうがいいな、というのが最近の学びですね。
長谷川:ハヤカワさんは2015年1月に会社をつくったんですよね。どうして起業することにしたんですか?
ハヤカワ:別に起業したいとは思っていなかったんです。個人事業主でもそんなに利益は変わらないし、会社を大きくすることや上場がゴールというわけでもないし。
でも、周りの人に勧められて。会社をつくれば、取引面でも信頼してもらえて仕事がしやすくなるのかな、と思って起業しました。
長谷川:起業してよかったと思いますか?
ハヤカワ:はい。やっぱり、取引がしやすくなりましたね。私の仕事は小売業だから、契約が必要な場面が多いんです。法人口座がないと取引してくれない生地屋さんもありますし。
いくらちゃんと売上を立てていても、ネットで有名でも、それだけでは通用しない業界なんですよね。もし私がアプリを開発していたら会社にする必要もなかったかもしれませんが、やり方がクラシックな小売業やアパレル業界だからこそ、株式会社にして良かったと思いました。
長谷川:10代で起業してよかったことはありますか?
ハヤカワ:特にないですね。悪いことは、契約書類が多かったことです。親のサインが必要だったりとか。
「長谷川、カヤックやめるってよ。」バックナンバー
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