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Lyric speakerが無償でMVが作れる新プロジェクト発表 新たなアーティスト支援に

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SIXの企画・開発した次世代型スピーカー「Lyric speaker」の完成披露記者会見が9月14日行われ、Mistletoe代表取締役の孫泰蔵氏、GLAYのTAKURO氏、SIXの斉藤迅氏が登壇した。

左から孫泰蔵氏、斉藤迅氏、TAKURO氏

Lyric Speakerは、スピーカーと透過スクリーンが一体化した次世代型スピーカーで、モバイル端末から再生した音楽の回が、透過スクリーン上にモーショングラフィックで表示される。曲調から雰囲気に合った書体を自動選択するといった機能もついている。

この日の完成披露記者会見では、新たなLyric speaker発のプロジェクトとして、同スピーカーで使われているモーショングラフィック生成技術を公開し、誰でも曲からMV(Lyric video)を書き出せるようにする「Lyric Culture Project」が発表された。若手アーティストなどにMV制作ツールとして活用してもらう、ライブの演出に使用するなどの用途を想定し、期間限定で公開するという。

TAKURO氏は「MVは年々演出がエスカレートしている。だが『見たことのない映像』を追い求めるあまり、曲のメッセージを伝えることよりも、最新の演出が優先されてしまう状況に違和感を抱いてきた。このMVが『いいメロディといい言葉』という音楽の原点に戻っていくきっかけになればいいと思う」と話した。

孫泰蔵氏はアメリカで「RAP GENIUS(ラップ・ジーニアス)」というラップの歌詞が見られるサイトが流行している事実を引きながら「ITの文脈でも言葉や文字に注目が集まる流れがある中で、Lyric speakerはそれを体現するようなプロダクト」だとコメントした。

Lyric videoの例:KG「最後の嘘」

Lyric speakerは現在伊勢丹オンラインストアで先行予約を受付中。11月14日が正式な発売日となる。販売価格は324,000円(税込)。


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