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コラム

ヒーローたちの必殺マーケティング術

服育? 食育?それがどうした—NHK・Eテレ「ビットワールド」の狂育マーケティング

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【前回コラム】「スーパー戦隊の「働き方改革」!?ダイバーシティ戦略の果て」はこちら

「おかあさんといっしょ」からの卒業

魔の2歳児、悪魔の3歳児という呼び方がありまして。

子どもに自我が芽生えて反抗的になるこの時期を「イヤイヤ期」などと呼ぶのですが、うちの娘の場合そんなかわいいものではありませんでした。めちゃめちゃオラついてましたね。「オラオラ期」ですね。

信じられますか?メンチ切る乳児。

遊びはおままごとから戦いごっこに。「ゔおぉりゃー!」という雄叫びとともに容赦なくヒーローの蹴りが跳んできます。あばら折れる。

Eテレは、元々「教育テレビ」と名乗っていただけあって知育番組がメインです。

健やかなお子さまを育むには、これ見せとけば安心。というのが一般的なイメージですよね。食べ物で言えば自然素材。服はコットンみたいな。

そう思ってすっかり油断していました。

「おかあさんといっしょ」でよろこんでいた可憐な娘は何処へやら。オラオラ期を迎えた彼女はEテレの恐るべきダークサイドに闇堕ちしていくのでした。

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