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消費者目線でブランドの価値を見直す — アダストリア、近畿大学、小林製薬のコミュニケーション戦略がユニークな理由

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参加者
・アダストリア 執行役員 マーケティング本部長 久保田 夏彦氏

・近畿大学 総務部長 世耕 石弘氏

・小林製薬 ヘルスケア事務部 マーケティング部 部長 荒木 学氏

・JAPAN CMO CLUB Founder 加藤希尊氏

写真左から、近畿大学 総務部長 世耕石弘氏、JAPAN CMO CLUB Founder 加藤 希尊氏、小林製薬 ヘルスケア事務部 マーケティング部 部長 荒木 学氏、アダストリア 執行役員 マーケティング本部長 久保田夏彦氏。

総合力が強みだからこそ抱える、ブランディングの課題

9月20日、「JAPAN CMO CLUB」の22回目となる研究会が、アダストリア、近畿大学、小林製薬の3社が参加して開催された。26ブランドを所有するアパレルカンパニーに日本屈指の総合大学、新製品を次々と開発し続ける製薬会社と、業種が大きく異なる3社だが、「多くのプロダクトブランドを抱える企業」という共通点があった。

現代のコモディティ環境において、総合力を強みとする企業はいかにして、コーポレートブランドの魅力を発信すればよいのか。業種は違えど、コミュニケーション開発において同様の課題を抱えている様子が見えてきた。

JAPAN CMO CLUB 加藤希尊氏

JAPAN CMO CLUBのFounderある加藤希尊氏は、「マーケターの集合地で日本に突き抜けた成長力を生み出す」ことを念頭に掲げ、これまで約90社の企業のマーケターと研究会をはじめとする場で対話を重ねてきた。参加するマーケターの人数も増大した「JAPAN CMO CLUB」では、22回目を迎える本研究会の他に、文科会やセミナー、次の世代のマーケター育成を支援する「CAMP TOKYO」など様々な活動を開催中だ。

これまでの研究会では、企業のマーケティング活動の共通課題として消費者の「スマート化」、「コモディティ化」、「人口減少」の3点が見えていた。特に若年層をターゲットとする近畿大学、アダストリアの2社が参加をした、今回の研究会では特に「人口減少」に議論の焦点が当たった。

次ページ 「自分たちが考える強みが、お客さまにとっての魅力とは限らない」へ続く

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