【前回の記事】「『カメラを止めるな!』はなぜ爆発的にヒットしたか、考えられることを考えてみる」はこちら
前回の記事を公開してから早くも1カ月経ちました。そしてその後も、私はまだ『カメ止め』について考えています。まるでウィルス感染者のように、それにしてもなぜ?と悩んで熱にうなされているのです。
悩むあまり、10月3日には角川アスキー総研さん主催で「カメ止めヒットの理由」をテーマにしたセミナーをやってしまいました。同総研の吉川栄治氏によるエンタメツイート分析を披露してもらうのと、『カメ止め』プロデューサー・市橋浩治氏をお招きし、公開に至る過程、さらには拡大公開の経緯なども根掘り葉掘り詳しく聞いたのです。
その市橋さんのお話には、そこまで私が得ていた以上の情報が満載で、いくつか考えを新たにさせられる点がありました。
『カメ止め』は口コミがSNSで広がって大ヒットしたのはまちがいないのですが、そこに二枚も三枚も、別の要素が加わっていた。麻雀で言うと、口コミだけで満貫にはなっていたのが、口コミ以外の要素がイーハンもリャンハンも加わって三倍満できちゃった、みたいなことです。麻雀に例えても若い人は知らないでしょうけど。
「ビデオコミュニケーションの21世紀〜テレビとネットは交錯せよ!〜」バックナンバー
- ネット広告を良くしなければ社会が悪くなる、2024年度はその分岐点です。(2024/3/21)
- 広告業界が知っておきたい放送法と放送制度(後篇) 内山教授に聞く「ネット時代のメディアとは?」(2023/4/14)
- 広告業界が知っておきたい放送法と放送制度(前篇) 内山教授に聞く「政治的公平性とは?」(2023/4/14)
- テレビは私たちの発明を待っている!―コネクテッドTVのお話(2023/2/09)
- 伝えたいことが見つかれば、それがブランドジャーナリズム(2022/5/24)
- インターネットで「メディア」は生き残れるのか? JICDAQに取材して考えた(2021/4/30)
- 「楽しくなければテレビじゃない」時代はもう終わっている。(2021/3/25)
- YouTubeは「第6のテレビ局」になろうとしている。(2021/2/16)
新着CM
-
広告ビジネス・メディア
全体の3割がCTV経由の視聴 パリ五輪配信でユーザー像を狙う、TVerの広告営業...
-
広報
新幹線開通の福井県で移住施策を担当、「都会が嫉妬する」住みよさをPR 「自治体広...
-
販売促進
チリワイン新商品が発売1.5カ月で急伸 メルシャン「デビルズ・カルナバル」
-
マーケティング
顧客と共に施策を実施する、バイオフィリアのマーケティング戦略
-
広告ビジネス・メディア
出稿場所はエスカレーターの手すり WEBTOON広告の最適解が生まれるまで
-
AD
マーケティング
新規顧客を獲得するためには――飲食業とWeb広告業、それぞれの事例を紹介
-
AD
特集
広報業務が変わる!PRのデジタルトランスフォーメーション
-
広告ビジネス・メディア
プロモーションのAtoZをおさらい!「OOH」ならではの価値
-
販売促進
コンビニとの融合で復活する町の本屋 集客や収益の課題を改善、日本出版販売