プロデューサーは鍛錬で作られる。



掲題の件、一昨日・昨日と、ひしひしと感じさせられました&感じました。

木曜日の夜から土曜日の昼にかけて、新しい経営会議合宿手法である「詰め切りセンター試験」に参戦してきました。藤田社長のブログから定義を拝借すると、

「詰め切りセンター試験」では、 あした会議同様、10チームに分かれて 事前にお配りした問題用紙を解いてもらいます。 私が事前に用意した、有望な分野だったり、 面白い視点で当社で事業化したいんだけど、 まだ実現可能なレベルに至っていない 抽象的な14案を出題し、具体的な案を UIで回答してもらい、それを100点満点で 配点してあります。 (ほとんどが先日のじぎょつくから拾いました)  各テーブルで、チームで事前に準備して きてもらった回答を聞きながら、私も一緒に ブラッシュアップに参加し、実行を決断できる レベルになったら○、それ以外は×で、 100点満点で順位を競っていただきます。

という形式の合宿です。「あした会議」「ジギョつく」では夢を語ることができるのですが、本会議体では「現実を直視し続けろ!」という感じなのでアタマの疲労感が半端じゃない(10チーム全案を見ていた社長は死にそうになってましたw)。

詰め切りセンター試験・渡邊チーム

詰め切りセンター試験・渡邊チーム

結果的に最悪のクジ運(10チーム中、1日目10番手、2日目2番手というブラッシュアップのできないクジ順w もし万が一、第二回があるのであれば改善されるべきところだと、真剣に思いますw)の中、実行案含む40点の結果で3位、とまずまずの結果でした。81, 82年生まれと同世代感のあるチームで、良い議論ができたと思います、お疲れ様でした。

その中ですごく関心したことがありました。

今回の会議で10案以上の事業案が「決議」されたのですが、これはすごいな、と。今まで役員がチームを組閣する対抗戦形式のあした会議、そのG5版であるG5あした会議、社員が全員応募でき、その中で選ばれた人だけが参加できる「ジギョつく」の決勝戦、とけっこうこの手の会議体には参加させてもらってる身として、今回フラットに「プロデューサー」を全員集めた形式=メンツ(新卒や2年目多数の夫人)で10案以上は素直にすごい、と思います。ジギョつくより人材投資効率いいんじゃないか?

「何様だよ」と思われるかもしれないし、ジブンでもほんと思うんですけど(なんでこんな性格に生まれたかね)、今回の「詰め切りセンター試験」はけっこう普通に優勝狙えるだろ、と思ってました。いや、事業案を決めるための会議体なので、優勝とかは別にどうでもいいっちゃどうでもいいんですが、若手だけで構成されているチームがあったり、営業職が強いチームだったりと、今回はけっこうランダムなチーム組みだったりしたので、上記のような経験をしてきている身としても、まぁいけるだろ、と。

ただ結果だけ見れば、ほとんどのチームから決議案が出ており、優勝したのは5年目女性社員・鈴木(優秀)率いる若手チーム。最多となる1チームで3つの決議案を決めてきた。すごい。ということで2位につけている内藤さんチームや3位の僕のチームは「負けたよフォイ!」って感じだと思う。

全チームの解答用紙(=事業案、センター試験なのでフォーマットも解答用紙)を見ても、大きく外しているものがほとんどなかった。コレくっそオモシロイな!ってものはさすがに少なかったけど、ある程度以上分野を絞って、1週間短期集中で思考の時間を確保すればこのレベルまで持ってこれるということが実証されたわけで。

これを代理店部門の人間で行ったら、たぶんこうはならなかったでしょう。それは能力の優劣ではなく、質的な違いがある、という意味で。

これは本当に日頃の鍛錬の成果だと思う。今NBU(新規事業開発室)に所属するプロデューサーは代理店部門出身。直近までクライアントと向き合いながら頑張っていた連中。そんなお客様第一主義な人間どもがプロデューサーにスキルチェンジし、毎日ジブンのサービスをテーマにあーだこーだアタマを使いまくってるわけです。

そんな毎日を数ヶ月過ごせば、嫌でもそういうプロデューサー回路は出来上がる。出来上がりには恐らくその人の「才能」「真剣さ」「投下できる時間」という3つの要素が密接に関係しあうと思うんだけど、兎にも角にも鍛錬を通してプロデューサーは作られる、磨かれる。

本部の人間は、たぶん弊社の中でもっとも慢性的なストレスに打たれており、それを跳ね返しながら働くストイックタイプが多い。僕はこういう、ストレス耐性に強い&努力ができるっていうのは最高にポータビリティ(持ち運び可能性)が高い能力だと思っていて、潜在的にその素養が本部にはある。そいつらがドメインチェンジして数ヶ月もすれば、あした会議前後くらいの決議案を出せる、と。しかもより少ない人数で。

質的なところは議論はあるけれど、人材の投資効率という点で見れば(回収を決議案の数、とすると)、あした会議やジギョつくよりも投資効率は間違いなく高い会議体になったと思います。しかも実現性が高い「詰め切り」だからほぼ実行されるでしょう(あした会議やジギョつく、は詰めていく段階で断念するものも多い)。

このことがある程度以上証明されたんではないか、と思う出来事でした。しかし決まった事業案、個人的にジブンがやりたいものもあって楽しみです(ジブンの事業に集中しますが)。

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【追記】
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ここまで書いてて思ったのは、「プロデューサー」的能力にフォーカスできる環境の良さ、その大切さ

ジブンの好きなことをやればいいじゃん!的なお馬鹿な主張には全く賛同できないし、まぁわかってる人はわかっていると思うんだけど、やりたいことを実現するためには起業などの選択肢だけでなく、こうした環境のある企業に属する、ってのも真剣に有りだと思います。

起業すればファイナンスや人事周りなど、およそ「やりたくないこと」を多分にこなさなければいけないが(それもまた貴重な経験だし必要なことなんだけど)、強い経営管理や人事組織をもっている会社であればプロデュース業務にフォーカスできる。

そういう意味で、やはり良い環境だと思います。感謝。




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