広告、月へ行く。〜宇宙は、もう未来じゃない。
細川 直哉(Drill チーフ・クリエーティブ・オフィサー)
1970年生まれ。早稲田大学大学院にて建築意匠を専攻。1995年、電通入社。
クリエーティブ局、OOH局、プロモーション事業局を兼務し、「消費者参加型」キャンペーンを数多く手がける。
2011年にドリルのエグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターに就任。与えられた時間と予算の中で最も劇的にクライアントニーズを解決するというミッションを実行するために組織された少数精鋭のソリューション集団を率いている。
CLIO、ADFEST、Spikes Asiaでのグランプリをはじめ、Cannes Lion、ニューヨークADC GOLDなど数多くの国内外の広告賞を受賞。Cannes Lionほか数多くの海外広告賞の審査員を務める。
一級建築士でもあり、自ら建築デザイン、空間プロデュースも手がける。
このコラムについて
民間による月面到達プロジェクト『LUNAR DREAM CAPSULE PROJECT』に大塚製薬「ポカリスエット」が参画します。月面に、子どもたちが書いた夢とともにポカリの粉末を入れたタイムカプセルを置いてくるという内容。月に水があることが発見され、「将来、月の水でポカリを溶かして飲むことを夢見て」というのがスタートのきっかけです。 そして、このミッションには、月面を企業がマーケティング活動に使用する世界初の事例という側面もあります。 このコラムでは、プロジェクトの企画者であるドリルの細川氏に、プロジェクトが持っているマーケティング上の様々な側面について解説してもらいます。それにより、宇宙がステージになることでマーケティングビジネスがどう広がるのか、またこうした大きなプロジェクトにかかわれる広告業界の魅力の発見など、広告・宣伝、PR、CSR、採用といった幅広い側面から、広告・マーケティングの可能性を探っていきます。
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コラムニストは、ドリルのチーフ・クリエーティブ・オフィサーを務める細川直哉さん。広告で月に行くという壮大な企画の舞台裏を紹介し、「広告の未来」について考えます。