世界のクリエーティブ
川村 真司(PARTY Creative Director / Founder)
2002年、CMプランナーとして博報堂に入社。2005年に英広告会社BBHの東京オフィス立ち上げに参加し、2007年にオランダ・アムステルダムの180(ワンエイティー)へ。米ニューヨークのBBHを経て、2010年9月からWieden+Kennedy New York クリエーティブ・ディレクター。2011年6月に伊藤直樹氏、原野守弘氏、清水幹太氏、中村洋基氏と「PARTY」を立ち上げ現職。
アディダス、プレイステーション(ソニー)、日産自動車、アックス(ユニリーバ)、グーグルなどのグローバルキャンペーンを手掛けつつ、「Rainbow in your hand」といったブックデザイン、SOUR「日々の音色」ミュージックビデオのディレクションなど活動は多岐にわたる。カンヌ国際広告祭やNY ADC、ワンショー、D&ADなどで受賞。
ウェブサイト: http://www.masa-ka.com/
このコラムについて
自由な発想で活動の領域を広げている在米若手クリエーターが見た、世界のクリエーティブがテーマ。欧米での仕事の進め方や考え方の違いのほか、優れたキャンペーン、ニューヨークの広告界の潮流、海外での生活など、クリエーターの目線から紹介していきます。
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「日本から世界へ」
僕は海外を拠点にしながら、かれこれ数年間制作活動をしてきました。それもあって、海外にいながら海外のクリエイティブの現状をこの連載にまとめさせていただいていたのですが、今は東京でこの原稿を書いています。...
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アート/インタラクティブ/アドバタイジング
5月14日に渋谷WOMBで行われるREPUBLICというイベントに、口ロロのVJとして(NYから)参加します。 僕が直接日本にいられないことや、僕らがやるなら何か普通のVJじゃないことをしたいと思い、...
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「海外アワード事情」
ちょうど今の時期、海外ではアワードシーズンに突入しています。多くの賞が締め切りを迎えたり、結果が発表になったり。エージェンシーで働く人は毎年この時期になるとエントリー作業に追われたりしてヒーヒー言って...
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「とある一日。」
9:30 ノキアの新しいCMの制作打ち合わせのために、1st Ave Machineのオフィスへ。3Dプリビジュアライゼーションを見つつ、チームとああでもないこうでもないと協議。CMで使うために集めて...
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「海外エージェンシーで働くのに必要なモノ」
この連載のおかげか、最近よく「海外で仕事をしたいのですが……」といった相談をいただくようになりました。僕のような人間が個人でお手伝いできることには限界もありますが、もっと多くの日本の優秀なタレントが海...
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「コピーライター+アートディレクター+?」
欧米のクリエーティブエージェンシーでは、基本的にコピーライターとアートディレクターの2人1チームでプロジェクトを担当します。これはどうやら昔々コピーライターが広告の「スクリプト」を書いて、それに対して...
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「広告制作に新しいプロセスを」
明けましておめでとうございます。新しい年の始まりということで、海の向こうから見た今年の世界の広告界の展望を勝手に書かせていただきます。
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「広告制作×個人制作」
今回は海外のエージェンシーでの制作プロセスなどをお話しようと思っていたのですが、つい先日SOURの新作「映し鏡」をローンチしたこともあるので、少し予定を変更して、それに絡めてエージェンシーでの制作活動...
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「シンプルに」
広告にかかわらず、クリエーティブな職種につく日本人が海外に挑戦しやすいと感じるのは、この仕事の本質が純粋にアイデア勝負なところにあるからです。だから理想論っぽくも聞こえますが……
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「不可能なんて、なんてことない」
海外に出てクリエーティブとして働くということは、実はそんなとんでもなく難しいことではないと僕は思っています。もちろん、言葉の壁やらビザの取得といった現実的なことはありますが……