コラム

コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常

コピーライターへの道。

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栗栖周輔(クリエイティブユニット コル コピーライター/2007年春・基礎コース、2007年秋・上級コース修了)

前回のコラム、タイトル付け忘れていたので編集長さんが付けてくれたらしいのですが、「学歴なし!職歴なし!」とデカデカと書いてあるのを見て、朝からちょっと涙でましたよ。

それはさておき第二回。

よく聞くセリフに「名乗っちゃえばその日からコピーライターだよ」というのがあります。

でも、そういう訳にはいきませんよね。
そもそもコピーって詩や俳句なんかと違って、あくまでも商業用文章。依頼してくれるクライアントがいて初めてコピーとして成立します。

いきなり素人が名乗ったからって仕事が来るわけはないので、どんなカタチであれどこかの会社に所属するっていうのが王道にして近道でしょう。たぶん。

もしこれを読んでいるあなたが、まだ学生さんなら、頑張って勉強して大きい会社を目指してください。これが間違いなく一番いい環境でコピーライターになれる方法です。やっぱり大手に籍を置く方が、大きな仕事をするチャンスが多いと思います(ちなみに、代理店に受かってもコピーライターに必ずなれる訳ではないし、入った後も大変だとは聞きますが、その辺は別の人が語ってくれると思います)。

でも、そういう若くして志の高い人、つまり「なんか知らんが急にコピーライターになりたくなった!」て人も多いはず。僕もそのタイプでした。

広島の広告代理店で営業をしていた僕は、どうしようもなくコピーライターになりたくなりました。でもどうやってなったらいいか分からない。そこで登場したのが宣伝会議さんのコピーライター養成講座です。よし、ここに通おうと思ったのですが、広島では開講すらされていませんでした。何でじゃ!と心の中でツッコんでみましたが、どうにもなりません。ということで東京へ行くことにしました。軽いノリで決めました。この辺りのフットワークの軽さがニート経験者の強みです。

バイクにまたがって東京に上陸した僕は、とりあえず唯一関東圏にいた友達のアパートのロフトに住み着くことに。ここを拠点として、平日はパチンコ屋でバイト、土曜日は宣伝会議の講座に通うという人生がスタートしました。こんなに熱心に勉強したのは初めてっていうほど、コピーの勉強にのめり込みました。それこそあらゆる本を読んで、コピー年鑑は過去10年分くらい丸暗記。10本提出しなさいっていう講座の課題は毎回100本出していました。

栗栖1

不安に押しつぶされそうだったあの頃

そのおかげか、最初はまったく評価されなかった僕のコピーも、最後の方はコンスタントにベスト10に入るようになりました。でも、本当にコピーライターになれるんだろうかという不安は拭いきれません。なんとかしてプロのコピーライターと接触しコネを作らなければ!そんな浅ましい考えを持った僕は、数少ない人脈を駆使し、ついに弟の大学のサークルの先輩の彼氏のおじさん(もはや完全なる他人)が某代理店でコピーライターをしているという事実を突き止めました。

文字数が来てしまいましたので、続きは次回

第22回 「ニート、ついにコピーライターになる。」はこちら
栗栖周輔(くりすしゅうすけ)
クリエイティブユニット コル コピーライター。1983年生まれ。宣伝会議コピーライター養成講座 2007年春・基礎コース、2007年秋・上級コース修了。宣伝会議賞、読売広告賞など入賞。

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