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「広告にお客さまが求めるものが変わった」――講談社広告賞贈賞式開く

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koukokusho

第34回「読者が選ぶ・講談社広告賞」(講談社メディア事業局主催)の贈賞式が1日、東京都千代田区の帝国ホテルで開かれた。最高賞の「広告大賞」に選ばれた第一三共ヘルスケア、花王ほか受賞各社に賞牌が贈られた。

男性誌・情報誌部門で広告大賞に選ばれたのは、タレントの石塚英彦を起用した「第一三共胃腸薬[細粒]」の純広告で「おとなの週末」に掲載したもの。第一三共ヘルスケアの岩井信幸・マーケティング部長は、「商品が伝えたい『人生、おいしく』というメッセージと、おいしい料理を前にした石塚さんのうれしそうな表情、さらに『おとなの週末』のコンセプトがうまくあわさった」と広告について評価した。

一方、女性誌部門の広告大賞は、花王ソフィーナの口紅「オーブクチュール エクセレントステイルージュ」が受賞した。女優の菅野美穂がパスタを食べるシーンを出し、色やうるおいの落ちにくさを訴求した。花王プレステージ化粧品事業グループの佐野扶美枝・リージョナルブランドマネジャーは、「化粧品の広告に食べるシーンは異例のことで、迷いもあったが踏み切った。こうしてご支持をいただけてうれしい」と述べた。

各賞の受賞作は、講談社刊行雑誌の読者から構成される9096人の読者選考委員の投票で選ばれた。花王の佐野氏は、「(この広告が選ばれたということは)広告や情報にお客さまが求めているものが変わってきているのかも知れない」と指摘した。

また、「いま最も輝いているキャラクター」を選ぶ「ベストキャラクター賞」には、女優の剛力彩芽さんが選ばれた。剛力さんは「事務所やスタッフさんなど、周りの支えのおかげ」と壇上でコメントした。