宇宙の未来は広告業界のあなたにかかっている

前回のコラム「出会うチカラ」

こんにちは。なかなか勝てないマンチェスターユナイテッドにSAMURAI SPIRITを注入してきた細川です。

SAMURAI IN MANCHESTER

さて。「広告、月へ行く。」コラムの第4回目です。

突然ですが。今日はクイズから。

あなたは次の問題、いくつ答えられますか?

1.国際宇宙ステーションは地上何kmのところを飛んでいる?

A. 400km B. 4000km C. 40000km

(ヒント:ちなみに東京—ホノルルは約6000km)

2.いままで月面に降り立った人類は何人?

A. 12人  B. 125人  C. 850人

3.ロケットが再利用できるようになったら打ち上げ費用は一回いくら?

A. 約2000万円  B. 約10億円  C. 約20億円

(ヒント:この映像はCGではありません)

4.宇宙ゴミは地球の周りを秒速8kmの超高速で何個飛んでいるでしょう?

A. 約5000個  B. 約30000個  C. 1億個以上

5.宇宙ゴミは、いまどうなっているでしょう?

A. いずれ大気圏に落ちて燃え尽きる B. 永遠に飛び続ける C. 宇宙ゴミどうしが衝突し爆発的に数が増加し続ける

→正解は次ページ

次ページ 「クイズの正解」へ続く

正解は1.A 2.A 3.A 4.C 5.Cです。

宇宙はすぐ近くにあるのに。

僕らは宇宙のことをほとんど知らない。

こんなに情報化された社会なのに。

スペースデブリ(宇宙ゴミ)が増えていることを示すグラフ。
こうした問題を分かりやすく伝えて解決に導くのも広告の役割。

1972年以降、40年以上にわたって人類は地上400kmより先の宇宙には一人も出ていったことがありません。

宇宙ゴミは、衛星が最も多く飛んでいる地上800〜1000kmあたりを一番びゅんびゅん飛び交っていて、1m以上の大きなもので3万個、1mm以下の微小なものを含めると億を超える宇宙ゴミが地球を覆っています。宇宙ゴミが衝突したのが原因なのではないか?と疑われている衛星の破壊事故がなんと今年に入ってすでに6回も起こっています。そんな危険な状態にもかかわらず、その宇宙ゴミを自分たちの手で除去してきた国や研究機関はひとつもありません。

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細川 直哉(Drill チーフ・クリエーティブ・オフィサー)
細川 直哉(Drill チーフ・クリエーティブ・オフィサー)

1970年生まれ。早稲田大学大学院にて建築意匠を専攻。1995年、電通入社。

クリエーティブ局、OOH局、プロモーション事業局を兼務し、「消費者参加型」キャンペーンを数多く手がける。
2011年にドリルのエグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターに就任。与えられた時間と予算の中で最も劇的にクライアントニーズを解決するというミッションを実行するために組織された少数精鋭のソリューション集団を率いている。

CLIO、ADFEST、Spikes Asiaでのグランプリをはじめ、Cannes Lion、ニューヨークADC GOLDなど数多くの国内外の広告賞を受賞。Cannes Lionほか数多くの海外広告賞の審査員を務める。

一級建築士でもあり、自ら建築デザイン、空間プロデュースも手がける。

細川 直哉(Drill チーフ・クリエーティブ・オフィサー)

1970年生まれ。早稲田大学大学院にて建築意匠を専攻。1995年、電通入社。

クリエーティブ局、OOH局、プロモーション事業局を兼務し、「消費者参加型」キャンペーンを数多く手がける。
2011年にドリルのエグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターに就任。与えられた時間と予算の中で最も劇的にクライアントニーズを解決するというミッションを実行するために組織された少数精鋭のソリューション集団を率いている。

CLIO、ADFEST、Spikes Asiaでのグランプリをはじめ、Cannes Lion、ニューヨークADC GOLDなど数多くの国内外の広告賞を受賞。Cannes Lionほか数多くの海外広告賞の審査員を務める。

一級建築士でもあり、自ら建築デザイン、空間プロデュースも手がける。

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