ソフトバンクは10月9日、すかいらーくやTSUTAYAと連携し、同社の携帯電話利用者に対して共通ポイント「Tポイント」を通常の3倍付与するサービスを始める。8月4日に開始していたファミリーマートに加えて4社体制となる。Tポイント・ジャパンの村口伸一取締役会長は、「消費者が2社、3社と重複して利用すれば、得られるデータの正確性も増す。それを各社が広告宣伝活動やCRM(顧客関係管理)に活用する道もあるだろう」とし、今後、成果が得られれば、5、6社に拡大したい考えも示した。
Tポイント・ジャパンは7日から、共通ポイント「Tポイント」の普及率などをアピールする広告を展開。新聞広告や電車中づり広告などを出稿した。写真は、Tポイントの優位性を説明するTポイント・ジャパンの村口伸一取締役会長。
ファミリーマートの玉巻裕章常務は会見で、「Tポイント利用者は、非会員に比べ、来店頻度、客単価ともに上回る」としたものの、「今回の4社連携で、どれだけ顧客拡大につながるかは未知数。壮大な実験と思って取り組み、効果を検証したい」と話した。
ポイント付与サービスの拡大で、ソフトバンク利用者が通常より多くTポイントが得られる店舗数は、1万4000店を超えることになる。ソフトバンクの今井康之専務は「(ポイント3倍実施前と比べて)顧客満足度が3割向上している」と強調。ソフトバンクの主要回線解約率は1.24%で、同0.79%のNTTドコモをはじめ他社より高い水準にある。契約者定着は同社の課題の一つでもある。
対象店舗はファミリーレストラン「ガスト」1389店(8月現在)とCD・DVDレンタルの「TSUTAYA」1450店(3月時点)、ファミリーマート1万1444店舗(7月時点)。ソフトバンク携帯電話契約者数は3月末時点で3776万6000人に上る。
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