動画広告に関わるテクノロジーを提供するUnruly(以下、アンルーリー)は11月11日から動画広告の配信前に、その動画広告のソーシャルメディアでのシェアの可能性を予測することができるツール「ShareRank」の日本市場での提供を開始した。11日にはShareRankの日本での提供開始を記念し、英国大使館にてアンルーリー共同CEO兼創業者のスコット・ボタン氏らが登壇したセミナーが開催された。
アンルーリーは英国に拠点を置くアドテクノロジー企業。オープンウェブにおける動画の視聴、トラッキング、シェア獲得を支援するソリューションを提供しており、2015年10月に東京オフィスを開設し、日本市場への進出を果たしている。今回、日本で提供を開始したShareRankは視聴者がその動画に対し、どのような感情を抱くかを測定することで、動画自体をシェアしたいと感じるか否か、さらにブランド想起や商品・サービス購入意向への影響も測定し、動画と消費者のエンゲージメントを深める支援をするツール。そのアルゴリズムは約2兆ビューの動画視聴データと40万の消費者データの分析を基に開発されており、「予測の精度は約8割」(スコット・ボタン氏)という。
同社ではShareRankの提供開始に先立ち、日本の動画、オーディエンスでデータ収集・分析しており、日本市場に適した形で提供される。セミナーでは日本版の開発によって判明した日本の消費者の動画視聴に関する特徴も発表された。
例えば、欧米では「うれしい」「愉快」という感情を刺激する動画がシェアされやすいが、日本の場合は「温かみを感じさせる」動画がシェアされる確率が高い点で違いがあったという。また、日本人は他国に比べ、動画をシェアするモチベーションが低い傾向にあるものの、その動機になるのは「他者の意見を聞きたい」「あなたも、この動画が好きなのでは?」「あなたにおススメしたい」という感情がフックになる傾向が強いとしている。
セミナーに登壇した同社、インサイト・ディレクターのイアン・フォレスター氏は「日本国内において、過去12カ月間に企業がウェブ上にアップした動画数は前年比57.1%増加している。それでも視聴ユーザー1000人あたりで動画本数を見ると、英国の3分の1にすぎない」と話し、日本における動画市場の可能性に期待を見せた。
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