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第19回亀倉雄策賞は、渡邉良重「AUDREY」に決定

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AWARD
JAGDA賞2017、第19回亀倉雄策賞

その年の優れたグラフィックデザインを表彰する「JAGDA賞」、「第19回亀倉雄策賞」が決定した。

本年度で10回目となる「JAGDA賞」の選出は、年鑑『Graphic Design in Japan 2017』選考会において、カテゴリーごとに得票上位作品を候補とし、厳正な選考の結果、下記10作品に決定した。各賞を紹介するJAGDA賞2017の展覧会「日本のグラフィックデザイン2017」は、東京ミッドタウン・デザインハブにて、6月17日(土)〜8月8日(日)に開催予定だ。

また、JAGDAの初代会長を務め、広く世界のデザイン界にも影響を与え続けた故・亀倉雄策氏の業績をたたえ、グラフィックデザインのさらなる発展をめざして遺族の寄付により設立された亀倉雄策賞。今年で19回目となる本賞には、キギ 渡邉良重さんの洋菓子ブランド「AUDREY」(プレジィール)のパッケージデザインに決定した。

選ばれた「AUDREY」は日本各地から厳選したいちごを主役に、世界のチョコレートを使ったスイーツ専門店の一連のパッケージ。文字の入れ方なども含め余白の白が印象的で、一層の世界観を引き出しているとの声があがった。本作品は、JAGDA賞と併せての受賞となる。

なお、受賞記念として行われる渡邉良重展「絵をつくること」は、4月4日~5月20日に、クリエイションギャラリーG8で開催。その後に、新潟への巡回を予定している。

授賞式は、6月23日に2017年度JAGDA通常総会会場にて行われる。

第19回亀倉雄策賞/JAGDA賞 パッケージ
渡邉良重 洋菓子のパッケージデザイン/プレジィール「AUDREY」

JAGDA賞 受賞作品

ポスター
永井裕明/キネェントス「NUDIST」(写真集のポスター)

 

ジェネラルグラフィック
木住野彰悟/サントリーホールディングス「サントリーの愛鳥活動 -未来への糸- Line of life Project」(飲料メーカーの環境活動プロジェクトのツール)

 

CI
服部一成/ポーラ「POLA」(化粧品会社のCI)

 

ブックデザイン
浅葉克己/YMP「薔薇刑」(写真集)

 

新聞広告
宮下良介/宝島社「死ぬときぐらい好きにさせてよ」(出版社の新聞広告)

 

環境・空間
居山浩二/カモ井加工紙「mt ex」(マスキングテープの企画展空間構成)

 

インタラクティブデザイン
田中良治/読売新聞東京本社「トーマス・ルフ展」(美術館の企画展のウェブサイト)

 

映像
えぐちりか/ピーチ・ジョン「春風のいたずら」(下着ブランドのCF)

 

複合
葛西薫/虎玄(「TORAYA CAFE・AN STAND」(カフェの新業態ブランディング)

 


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