画面の隅々までデザインする映像制作集団「コミューンラボ」

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映像制作を分業せずすべての工程で質の高さにこだわるコミューンラボ。企画から編集までデザイン性を重視しながら一気通貫で手がけている。

コミューンラボの皆さん

役割にとらわれずフレキシブルに対応する

実写からモーショングラフィックスまで、多様な映像を手がけるコミューンラボ。大阪芸術大学出身の5人が、ポストプロダクションやテレビ局など一度はそれぞれ違う会社に就職したものの、「もっと効率よく、質の高い映像をつくる方法があるはず」という思いから再集結し、2013年に設立した。

CEO /ディレクターの青木孝浩さんは、「学生時代には、1つの作品に最初から最後まで関わって制作するのが当たり前でしたが、今の映像制作業界は分業が主流。仕事を始めてから制作工程の一部分にしか携われないことに違和感がありました」と話す。

そこで、企画から編集までを一貫して同じメンバーで関わることができるようにと立ち上げたのがコミューンラボだ。

設立時の思いを実現するため、同社では「1人1職種」に縛られず、1つの制作に対してメンバー全員で臨んでいる。依頼を受けると、全員で時間をとってアイデアを出していく。そのため、ディレクターに限らず、エディターから企画の根幹となるアイデアが出ることもあるという。

「どの立場でも『自分が作る映像』としての重さは変わらないという共通意識を持っているので、ディレクターの企画に対してデザイナーがフィードバックすることもあれば、編集にプロデューサーの視点を入れることもあります」と話す。

役割にはとらわれすぎず、1人ひとりが企画から編集までの仕事を細かく理解し、場や内容に応じてフレキシブルに対応するのが同社の制作スタイルになっている。

デザイン性の高い映像を実現する

Johnbull 「monotohito by Johnbull」

そんな同社では、映像においても「デザイン性」を重視している。実写、モーショングラフィックスを共に手がける同社だが、モーショングラフィックスでは企画段階からグラフィックデザイナーを加えており、実写でもテロップの文字1つひとつのフォントやレイアウトまでこだわって制作している。

どのフレームを切り取っても、高い精度が保たれていることを追求し、画面の隅々まで「デザイン性」を高めている。レンズの選択や物の配置から、役者の動作など動きのあるレイアウトまで細かく設計しながら撮影、デザインを行う。

そうした細かな調整を時間内で行うためには、お互いの工程を理解し、無駄のない動きが必要になるが、ここで同社の制作スタイルが生きてくる。普段から意見やノウハウを共有しながら制作しているメンバー同士だからこそ、自然と次の工程を意識した進行ができているという。

こうして映像においても「デザイン性」を重視してきたことが、新しい仕事を生んでいる。これまでも、Web サイト内の映像制作からスタートした仕事が、完成した映像を見たクライアントから「次はWebサイトのデザインや企画もお願いしたい」と映像にとどまらない仕事につながっている。

チーム全員で映像に取り組んできた結果、それぞれの得意領域がチームの強みとしてクライアントから評価を受け、高いリピート率を実現している。

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次ページ 「新しいナレッジや視点が総合力を高める」へ続く



お問い合わせ
コミューンラボ
www.qomunelab.com
info@qomunelab.com

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