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成長企業の人材戦略⑦ヤフー

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多くの人材を抱える企業では、ベースとなる能力の引き上げが課題に挙がる。
成長を続ける企業では、この問題にどのように取り組んでいるのか。

デザイナーがコピーライター養成講座に参加する理由

ヤフー デザイナー環境ワーキンググループ 代表 田部井伸弥 氏(右)
ヤフー メディアカンパニー デザイナー/コピーライター 酒井謙吾 氏(左)

広義のデザインへの対応力を磨く

100種類以上のサービスを提供するヤフーでは、それぞれのサービスや事業ごとに企画、技術、デザインを担うメンバーが所属している。全社横断のワーキンググループとして、デザイナーの教育・環境を統括する田部井伸弥さんは、「事業部制ではサービスに強くコミットできる反面、デザイナー同士の知識の共有やコミュニケーションの不足が課題になります」と話す。

そこで2年前から、数名のデザイナー代表で組成された「クリエイティブボード」という横断型組織を立ち上げた。

クリエイティブボードでは“デザイナー”を改めて、「ユーザーとの接点すべてにおける体験価値に責任を持つ人」と定義した。その結果、デザイナーにはUIにおけるグラフィックに限らず、掲載される言葉なども含めてデザインする意識が根づいていったという。

教育面はデザイナーの中から推薦で数名を選抜し、講座に参加してもらうなどの施策を行っている。第1期生として宣伝会議のコピーライター養成講座に参加した酒井謙吾さんは、「当初は自分の書いたコピーがダメな例で挙げられるなど、悔しい思いをしました。

(左)Yahoo! 路線情報の異常混雑予報に関するLP
(右)YJFX!の投資信託に関するLP

『タクシー会社の新卒採用に使うコピー』という課題では、はじめ企業側の訴求内容ばかりを考えていましたが、そもそも就活生たちは何を考え、どういう気持ちで就活に臨んでいるのかに立ち返れたことで、優秀作品に選ばれることができました。こうした経験を経て、今まで以上にターゲットのことを考えたものづくりができるようになったと思います」と話す。

受講後は、企画担当とコンセプト開発から積極的に打ち合わせを行い、講座で得た知見はワークショップや社内のチャットツールを活用し、広くフィードバックしている。「この活動を通じて、『言葉の重要性』を改めて社内に伝えていきたい」と話してくれた。

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