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「難しい」を分かりやすく文章力が広報の力を底上げ

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労働人口が減少するなか、企業の競争力を左右する人材教育は重要な課題だ。
成長を続ける企業では、広報・PR分野の人材育成にどのように取り組んでいるのか。

ポーラ・オルビスホールディングス マルチプルインテリジェンスリサーチセンター R&D戦略チーム 研究広報マネージャー
倉沢真澄氏

今国内のあらゆるメーカーには、時代の潮流から新しい価値を創造することが求められている。ポーラ・オルビスホールディングスが2018年1月に立ち上げたマルチプルインテリジェンスリサーチセンター(MIRC※ミルク)は、まさしくそうした視点から立ち上がった、研究戦略の立案、イノベーション推進、情報発信を行う部署である。

倉沢真澄氏はポーラ化成工業に入社後は研究者として従事。MIRCに所属する現在は、外部への研究内容の発表などを通じ、研究所のブランド価値を高めることでポーラ・オルビスグループの企業価値向上に貢献する。また「MIRCは研究戦略の立案をする部署でもあるため、そちらにも広報の観点を入れながらシームレスに参画しています」と倉沢氏は話す。

リリースの配信件数が過去最大になった。

そんな倉沢氏は広報業務に携わりながら、「研究内容とは、読み慣れていない人にとっては小難しく、しかも淡々と書いては魅力が伝わらない」と、文章にまつわる悩みを抱えていた。そこで宣伝会議の「文章力養成講座」を受講。社外への分かりやすい情報発信に加え、社内の協力を仰ぐためのコミュニケーション力も磨きたいと臨んだ。受講中は文章の基礎を学ぶ講義で、自身の弱点を把握できたという。

「同じ語尾を繰り返してしまう癖に気づくことができ、単調な文章になりがちだった点を克服できたと思います。また説明文やメール文の問題点を直す演習が実践で役立っており、他の人の書き方の癖も分析できるようになりました。情報の取捨選択のスキルが身につき、推敲の方向性で迷わなくなったのも収穫です」と振り返る。

学びを活かし、昨年は年間で40ものプレスリリースを配信。業界紙の記者から「いつも情報源にしています」と声をかけられることも。「今後も研究内容の社会的価値向上のため情報発信を続けたい」と意気込む。

文章力を向上させるために、 今回受講した講座は……
「文章力養成講座」でした

実務において非常に重要なスキルである文章力ですが、実際に人に伝わる文章を書くための知識や技術を学ぶ機会は少ないものです。

本講座は、文章を書く上で必要となる要素を体系的にまとめ、正しく、論理的で、よりよく伝わるといった視点で、文章の知識・技術を学べるカリキュラムとなっています。

 
次回の開講日程
■講義日程
2020年6月27日(土)開講(隔週土曜、全10回)
■受講定員
40名
詳細はこちら
 
株式会社宣伝会議 教育事業部 
E-mail:info-educ@sendenkaigi.co.jp