花王は10月1日、接客販売する化粧品ブランドのイメージに合わせて、美容部員のユニフォームを刷新する。対象ブランドは「SENSAI(センサイ)」「est(エスト)」「KANEBO(カネボウ)」「LUNASOL(ルナソル)」「TWANY(トワニー)」「ALBLANC(アルブラン)」。それぞれスカートスタイルとパンツスタイルの2種を用意した。
美容部員は百貨店などの店頭だけでなく、オンラインでも消費者とコミュニケーションを強化する考え。7月には子会社の花王ビューティブランズカウンセリング社内に、動画の配信などを行うスタジオを開設。美容部員らによるWeb上でのカウンセリングや、ライブ配信などを実施する。花王ビューティブランズカウンセリングは、花王傘下のブランドの美容部員を集約した企業。
花王の2021年12月期第2四半期の化粧品事業の売上高は前年同期比13.9%増の1106億円で、営業利益は5億円の赤字だった。営業利益は、金額では前年を44億円上回ったが、利益率では0.4%減となった。日本は、新型コロナウイルス感染症の拡大による訪日観光客需要の低迷や緊急事態宣言などの影響を受け、同比7.1%増と回復が遅れている。一方、アジアは同比30%増、欧州は同比41.9%増と大きく伸長した。
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