日産自動車は11月末、グループ各社のWebサービスなどの会員IDを一元化した「NISSAN ID」を開始する。新車のオンライン販売のスタートに併せて運用を始める。IDの統合には、日産グループ各社のサービス利用状況を横断的に把握し、個々のユーザーの需要に合わせた提案ができるようになるほか、個人情報の管理などのコストを抑えられるメリットもある。グループではグッズを販売するオンラインショップやレンタカー、カーリースをはじめとした会員基盤がある。
オンライン販売では、商談や契約、注文までをすべてインターネット上で完結させる。商談を経ずに注文したり、契約したりすることもできるようにする。車両登録や納車に必要な書類の提出、入金などの管理のほか、製造中の動画など購入者限定のコンテンツが閲覧できるサービスも開始する。
クルマのオンライン販売は新型電器自動車(EV)「日産アリア」を皮切りにスタートさせる。標準モデルの発売は2022年3月下旬で、価格は税込み539万円から。先行して開始した限定車の予約注文は11月12日時点で、約6800台を数えた。
日産自動車は昨年6月、見積もりや試乗、購入プランなどを販売店を訪れなくても相談できる「オンラインチャット」サービスを開始していた。また同年12月には米国でオンライン販売サイト「NISSAN@HOME」をスタート。先行してオンラインで購入を完結できるサービスを提供している。
新着CM
-
マーケティング
JCB、二宮さん起用の広告再開 CMやYouTube…4月から
-
マーケティング
伊藤忠、ボスコンと合弁 DXコンサルティングで新会社
-
販売促進
新規獲得に依存しない「守りの販促」を実現する グロースマーケティングとは何か
-
マーケティング
顧客インサイトを発見する能力を高めるには? 味の素マーケター育成の取り組み
-
AD
広告ビジネス・メディア
広告とまちづくりを共存させる、壁画(ミューラル)を使った新感覚広告が躍進の予感
-
人事・人物
ダイハツ工業、「三つの誓い」改革推進部を設置(24年4月1日付)
-
AD
特集
データを活用して、ビジネス施策を動かす―アユダンテ
-
販売促進
採れたての初日の出を電力に 受賞者が明かす「販促コンペ」企画が実現するまで
-
販売促進
価格帯の二極化進む外食市場 インバウンド活況の裏で人手不足も、日本フードサービス...