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マンダム、色見本プラ毛束を終了 販促ツールをWebに転換

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「ギャツビー」ブランドWebサイトでのARシミュレーションのイメージ。3月18日に開設予定

マンダムは3月14日、ヘアカラー(染髪剤)製品の色見本毛束の提供を終了し、AR(拡張現実)技術を用いたWebサイトでのシミュレーションに切り替えると発表した。同日に「ルシード」「ルシードエル」のARシミュレーションを開設。18日には「ギャツビー」でもオープンする。

色見本毛束は、来店者が自分に合う製品を選びやすくする店頭販促ツール。衛生上の観点のほか、供給終了によって年間約1.5トンのプラスチック使用量を減らせるという。店頭には紙製のPOPを置き、二次元コード経由で各ブランドサイトへ誘導する。

ARシミュレーション機能は、バーチャルメイクアプリ「YouCamメイク」などを手がけるパーフェクト(本社=台湾)が開発した。Webサイトへアクセスし、スマートフォンやパソコン内蔵のカメラを通じて、リアルタイムに髪色の変化を確認できる。

ヘアカラー各製品のPOP

プラスチック製の色見本毛束は、花王も21年10月から、「ブローネ」など国内の染髪製品すべてで提供を終了した。同社もパーフェクト社の技術を導入している。同社のケースでは年間最大で約56トンに及んでいたプラスチックの使用を削減できるという。