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ビックロ、10年の歴史に幕 ユニクロが退店して解消へ

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「ビックロ ユニクロ 新宿東口店」が6月19日で閉店する。以降は「ビックロ」の名称が外れ、「ビックカメラ 新宿東口店」となる。

「ビックロ」は、JR新宿駅東口から地下鉄・新宿三丁目駅の間に位置する(写真:マリンプレスジャパン/アフロ)

「ビックロ」は2012年、旧「新宿三越アルコット店」のあったMI 新宿ビル本館に出店。ビックカメラが三越伊勢丹ホールディングスから10年間の定期賃貸借契約で一括賃貸していた。同社は、「相乗効果のある外部業態への転貸を想定している」とし、その相手がユニクロだった。

ビックロ全館のうち、ユニクロ新宿東口店は1〜3階部分の売り場総面積1200坪。当時国内ユニクロとしては銀座店に次いで2番目の規模としてスタートした。プロデュースは佐藤可士和氏で、ロゴやユニホームのほか、店内BGMやマネキン、プロモーションなどでも「ビックロ」仕様を打ち出していた。

ユニクロは閉店理由について、「周辺エリアの再開発に伴う人流の変化」を挙げる。ユニクロは近隣店舗として「新宿フラッグス店」「新宿三丁目店」を今秋にもオープンする予定。

「従来から、状況の変化に対応しながらスクラップ・アンド・ビルドで出退店を決めている。契約期間の満了に至ったこともひとつのタイミングだった」(ファーストリテイリング)

「ビックロ」は地下3階〜地上6階のフロア構成で、ユニクロが出店していた1階の一部〜3階について今後の利用は未定。ビックカメラは、それ以外の売り場をそのまま「ビックカメラ 新宿東口店」として休まず営業を継続する。