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コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

『おかえりモネ』に出演して「俳優を続けよう」と決意した(蒔田彩珠)【後編】

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【前回コラム】「相手の台詞に気持ちが動くから、自分の台詞が出る」という是枝監督の言葉を大切に(蒔田彩珠)【前編】

今週のゲストは、先週に引き続き俳優 蒔田彩珠(あじゅ)さん。オーディション仲間でもある同世代の俳優たちとの関係や、転機となった『おかえりモネ』出演のエピソードなど、「世界の蒔田」ファン必読の内容です!

今回の登場人物紹介

左から、蒔田彩珠、中村洋基、権八成裕(すぐおわパーソナリティ)、澤本嘉光(すぐおわパーソナリティ)

※本記事は2023年2月5日放送分の内容をダイジェスト収録したものです
 

「オーディション仲間」とは、バチバチの関係!?

中村:蒔田彩珠ちゃんは現在、Netflixで配信中の『舞妓さんちのまかないさん』に出演中です。これは、どんなお話ですか?

蒔田:舞妓になりたくて京都にやってきた、二人の女の子のお話です。でも私は唯一、原作にはいなかった役で。是枝監督が書いてくださった舞妓ではない役なんです。

権八:そっかそっか。これは森七菜ちゃんが主演なんですかね?

蒔田:森七菜ちゃんと出口夏希ちゃんの二人ですね。

権八:森さんはこの番組にも出てくれたんですけど。どんな感じでした?

蒔田:年が一個上で。

権八:え、どっちが上?

蒔田:森七菜ちゃんが上ですね。

権八:森七菜ちゃんより下なんだ!

蒔田:オーディションとかでたまに会っていたので。今回、初めてご一緒して、すごく楽しかったですね。出口夏希ちゃんも一個上なので、同世代の女の子が多かったです。

権八:へえ~。でも、オーディションとかで会う相手って、ライバルっていうか、ね。

中村:そうですよね。大体決まってくるんですかね、同じぐらいの年代だと。「あ、また?」みたいに。

蒔田:う~ん、そうですね。決まってますね。もう、「オーディション友だち」みたいな感じですね(笑)。

権八:でも、どっちかが受かって、どっちかがダメだったりすることもあるわけじゃない?

蒔田:そうですね。

権八:でも、そういうのを繰り返して、ようやく一緒にやれて。土手でケンカしたヤンキー同士が仲良くなる感じ、っていうのかな?

一同:あはははは!

権八:今までバチバチだったけど。

蒔田:そんな感じですね(笑)。

権八:やっぱ、そうなんだ?

蒔田:そんなにバチバチってことはないですけど……(笑)。でも、やっぱり現場で一緒になれると、「あ、この人のここがいいんだな」というのがわかるので、凄い勉強になるというか。「そういうことか〜!」っていうのはあります。

権八:イイね!

中村:でも、時には「なんでアイツが?」みたいなこともある?

蒔田:いや、そんなこともないですね。「あ〜、今回は見る目がなかったな」と(笑)。

一同:あはははは。

権八:そっかそっか。そんなにヘコんでいる暇もないというか、割と立ち直りは早いほうですか?

蒔田:やっぱり、ちっちゃい頃からオーディションを受けまくっていたので。まったく落ち込まないです。

権八:あ、そう? 素晴らしいね。

中村:4歳で始めた頃から、ずっと挫折とか「もうヤダ!」みたいなこともなく?

蒔田:ないですね~。

中村:好きなんだね、じゃあ。

蒔田:そうですね。オーディションに落ちても全然へこまないですね。

権八:でも、もうそんなにないんじゃない?オーディション受けることって。

蒔田:たまに受けますね。一年に2回ぐらい。でも、今はめっちゃ緊張します。

権八:あはははは!

蒔田:昔は慣れていたんですけど、最近はめちゃめちゃ緊張します。どの撮影よりも緊張します。

澤本:そういう時は、「ユマニテから来ました、蒔田彩珠です」って言うんですか?(笑)。

蒔田:そうですね。「蒔田彩珠です。二十歳です」って(笑)。

権八:いいじゃない!(笑)。

澤本:いやいや、この「格」になっても、そういうことを言うんだって。

権八:この「格」ね!

中村:これは真面目な話ですけど、タレントたるもの、オーディションがなくなってきて「指名で受ける」っていう「端境(はざかい)期」が存在するんですよね。そして彩珠ちゃんは、その「格」がちょうど身に付いてきた頃だと。

蒔田:そうですね。まぁ瀬戸際というか……(笑)。

一同:(笑)。

経歴の長い俳優は「人間性」まで見られる

権八:誰だっけな、誰かもここで、自己紹介の時に事務所名を言った人がいたよ(笑)。

蒔田:ええ~!

澤本:言ったね。誰だっけ?

権八:岸井ゆきのさんは言わなかったか。

澤本:吉川さんじゃない?

中村:あー、そうだそうだ。

澤本:吉川愛ちゃんが「研音から来ました、吉川愛です」って。

権八:言ってたね!(笑)。事務所名言ったよ!みたいな。

蒔田:言えばよかった(笑)。

権八:いやいや(笑)。多分、今のほうがオーディションで緊張するのはさ、オーディションする側も、もうすでに蒔田彩珠ちゃんという俳優を知っていて、いろんな作品を観ているわけじゃない。なんならインタビューとかも読んでいて、と。そういういろんな情報がある上で「じゃあ、ちょっとオーディションしてみますか」って来ているから……。

これね、僕はわかります。言い方は悪いんだけど、もちろん作品に合う・合わないを見ているはずなのに、若干、人間性までを含めた「何か」を見られている気になる、というか……。

蒔田:いや、そうなんですよ! 「蒔田彩珠、どんなもんよ?」みたいな。見られている気がしますね。

中村:あはははは!

権八:気がしちゃうんだよね。だから緊張するんだよね?

蒔田:しますね。

権八:わかるぅ~!!

一同:(笑)。

中村:でも、澤本、権八のCMプランナーのお二人からすると、「ちょっとオーディションやって決めたいな」みたいなのもCMの時はあるんじゃないですか?

澤本:それは確かにあるんですけど。聞いてみたいのはね、CMとドラマでは違うとは思うけど、例えばオーディションがあるじゃないですか?

蒔田:はい。

澤本:自分が言うべき台詞が書いてあって、「この台詞を言ってくれ」っていうオーディションと、全然違うことをさせるオーディションがありませんか?

蒔田:う〜ん……。

澤本:以前ある監督に聞いた時に、「決まった台詞を言ってもらうだけなら、あまり意味がない」って言ってたのね。でも、僕は言ってもらう台詞は決まっている方がいいのかな、と思っていて。そこはどうなのかを聞いてみたかったんですよ。

蒔田:でも、急に「台本とは全く違うことをしてください」って言われることはよくありますね。

澤本:そういうことをしようと目論んでいる監督って、いるんだよね。

権八:ふーん。なんでだろう? いや、ふつうに考えたら、台本通りにやってもらえばイメージが湧くじゃないですか。「この人、イメージに合ってるな」みたいに。そうじゃないことをやらせるっていうのは、どういう狙いなんですかね?

澤本:だから、「蒔田彩珠、どんなもんだ?」って、見てるんじゃないの?(笑)。

一同:あはははは!

権八:そういうことか(笑)。どんなもんじゃい?と。

蒔田:そうですね。

澤本:決まっている台詞をオーディションの現場で言うのって、そんなにイヤではないですか?

蒔田:そうですね。言われていたものをやるのは、予習しているのでいいんですけど。でもやっぱり、その場で「じゃあ、これを」ってやられると、蒔田彩珠そのものが出ますよね。そこを見られているのかな、っていう気はしますね。

中村:彩珠ちゃんならではの、長年培ってきた工夫とか技ってあったりするんですか?

蒔田:でも、手応えがあるのはやっぱり自分が楽しかった時ですね。「うわぁー、このオーディション楽しかった!」と思うと、受かっていることが多いかもしれないです。

澤本:へえ〜!

中村:役柄で言うと、やっぱり個性がある方が好きなんですか?

蒔田:やっぱり、私がふだんやるのは「何かを抱えている」役が多いんですけど。そっちの方が人間を掘り下げるタネになるので、なにもない普通の女の子よりは、やりやすいとは思いますね。

澤本:じゃあ、普段は人生を掘り下げて考えている方なんですか?

蒔田:いや、自分の人生は全然。ただ、楽しく生きていますね。

澤本:役の時に掘り下げることが多い、と。

蒔田:そうですね。

ターニングポイントになった『おかえりモネ』

澤本:これは一般的な質問なんですけど。どういう子どもだったんですか?

蒔田:私は、兄が2人いるんですけど。意外とすごく静かな子でした。

澤本:じゃあ、なにかスポーツをやっていたとか、そういうことは?

蒔田:もう、全然。ずっと髪の毛が長くて、ホントにおとなしい子だったんですけど。小学4年生の時に、髪の毛を今ぐらいの長さに「パツン!」と切った時に、いろんなものがなくなりました。

一同:へえ~!

蒔田:吹っ切れた、みたいな感じですね。

澤本:蒔田さんって、ショートカットのイメージがありますけどね。

蒔田:そうですね。『ゴーイングマイホーム』の時に髪の毛をバッサリ切って、そこでいろんなものが吹っ切れた感じで、そこから明るい子になりました。

澤本:あ〜、じゃあ、急に変わったんですか?

蒔田:急に変わりましたね。

澤本:明るい子になったらどうなるんですか? 小学校で人気者になったりとかするんですか?

蒔田:そうですね、なんだろう。「ウェ〜イ!」っていう感じになりましたね(笑)。

澤本:「ウェ〜イ!」って……(笑)。そうすると、学校ではクラスの中心的な存在になって?

蒔田:そうですね、中学に上がった時から。でも、中心ではないですね。「中心のちょい横」ぐらいでウェイウェイしているみたいな子でしたね。

澤本:あはははは! 部活とかは何かやってました?

蒔田:バドミントン部に入ってましたね。でも、朝練がキツくてやめちゃいました(笑)。

澤本:じゃあ、スポーツをやるというよりは演技とかをやるみたいな?

蒔田:そうですね。映画とかドラマとかを見るのがすごく好きで。時間があれば、そればっかりっていう感じでしたね。

澤本:どんな映画とかドラマが好きだったんですか?

蒔田:何でも好きです! 何でも見ますね、その時の気分で。

権八:「私は俳優をやっていくぞ!」っていう覚悟を決めたのはいつですか?

蒔田:そうですね。自分の意思で「続けるぞ」って思ったのは、ホントに最近なんですけど。『おかえりモネ』が終わった時ですね。

権八:おお!

蒔田:あの時はホントに大変で。全部クランクアップしておうちに帰った時に、母が「別にどっちでもいいよ」って。(俳優になった)最初のきっかけは母だったので、「彩珠がやりたかったらやればいいし、やりたくないなら辞めても全然いいから」みたいに委ねられて。なんだろう……。「やりなさい!」っていうお母さんじゃないから、逆に自分で「やらなきゃ!」って思わないと続けられないな、と思って。そこで初めて自分の意思で「続けなきゃ」って思いましたね。

澤本:へえ~!

権八:それは何歳ですか?『おかえりモネ』は。

蒔田:18歳ですかね。

権八:なるほど~!

権八:じゃあ、まさにターニングポイントになった作品は『おかえりモネ』なんですね。

蒔田:そうですね。

権八:そうなんだ~。それまではもしかして、「お芝居じゃない道もあるのかな」「どうなんだろうな?」みたいな感じだったんですか、中高生の頃って。

蒔田:いや、それもなかったですね。「たぶん、ずっとやっていくんだろうな」っていう気持ちではいたけれど、そこで確信したというのはありますね。

権八:まあ、でも18歳でなかなか覚悟なんてできないですもんね。ふつう、僕らは。

澤本:僕らの話は……。何の覚悟もしていないんだから。

権八:まだ覚悟決まってないって?(笑)。

蒔田:あはははは!

澤本:覚悟が決まらないうちに終わってしまう、というね。

権八:「CM、向いてんのかな?」って思いながら(笑)。

時間ができるといつも「映像作品」を見ている

中村:日常生活でも、やっぱり違うんですか?例えば、トレーニングを欠かさずにしているよ、とか。

蒔田:それはないですね。映画とかドラマを見ることが、一番勉強というかトレーニングになっているかもしれないですね。

澤本:仕事がない日は、何をしているんですか?

蒔田:寝ているか、何か作品を見ているか、ですね。

澤本:ふーん。それじゃ、ホントに趣味が何か見ていることなんですね。

蒔田:はい。ずっと何かを見ていますね。

澤本:見る時は、スマホで見るんですか?それとも大きいモニターですか?

蒔田:いや、スマホか、iPadかですね。

澤本:やっぱり、iPadで見るのがもう普通なんですね。それで、自宅で見ている?

蒔田:そうです。

権八:じゃあ、スマホで長い作品も見たりするんですか?

蒔田:見ますね。スマホで見ることに慣れちゃったから、テレビにつなげて見ると逆に集中できないですね。

権八:え?

蒔田:スマホで見ていることで、スマホの通知を気にせずに集中できるけど、テレビで見ていると、ついスマホの連絡が気になって返信しちゃったりするので。スマホだと逆に集中できるっていうのがありますね。

権八:全然わかんない!

一同:あはははは!

権八:すごいね!その感覚。

澤本:でも、それさ、川村元気くんも言ってたよ。

権八:あ、そうですか?

澤本:彼はどっちかと言うと、「映画館で映画を見てほしい」ということを言っていて。それはスマホの通知を切るからだって。でも、家のテレビで見ちゃうとスマホが「ピコン」って鳴ったら視線がテレビから離れちゃう、と。でも、逆にスマホ本体で見たほうが集中できる、っていうことですよね?

蒔田:そうですね。

澤本:なるほどね~。

権八:いや、凄いなぁ~。

権八:でもさ、スマホに通知が来るじゃん?そしたら?

蒔田:そしたら、「今、良いところだから!」って、ピッて通知を消します。

権八:なるほど~!

澤本:ピッてやられて、すげー放置されたりする人もいるのかな?

権八:いるでしょうね。

蒔田:あはははは!

澤本:でも、今ほどスマホで映画を見ていない時代に、テレビで映画を見るのと映画館で見るのとでは、視界が違うから、同じものを見ていても全然印象が違ってくる、と言われたことがあって。

権八:はいはいはい。

澤本:映画館みたいに大きいところで見ると、例えば映画『レジェンド&バタフライ』(大友啓史監督)だったら木村拓哉さんばっかりずっと見ちゃう、と。でも、テレビ画面で見ると全体を俯瞰した視線で見れるから、全体を見れる、と。

蒔田:そうなんですよ。だから、画面が小さければ小さいほど、いろんなものを集中して見られるっていうのはありますね。

澤本:そうなんだなって。今お話を聞いて勉強になった。画面が小さい方が人じゃなくて世界で見るもんね。

権八:なるほど~。

澤本:僕がスマホで見てる時って、彩珠さんの場合と比べて「ムダな力」を使っている気がする。スマホでふつうに集中して見ることを二十歳ぐらいの人ができているとすると、一生懸命見ているおじさんは、目がシバシバしてくるんだよね……。

権八:そうそう、そうなんですよ。やっぱり老眼的なものじゃないですかね?

澤本:老眼かな、これ(笑)。タイトル見えねえや、みたいな。

権八:そう。字幕とかね。いやいや、若い子についついそういう話をしちゃって、ごめんなさいね!(笑)。

蒔田:あはははは!

ずっと「多重人格」の役がやりたかった

澤本:これから先の話でいうと、何をやりたいとかあるんですか?

蒔田:うーん。でも、「多重人格」の役をずっとやりたくて。

一同:おおー!

蒔田:そうなんですよ。海外の映画とかドラマを見ていると、よく出てくるんですけど。日本だと意外とないですよね。だからやってみたいな、と思ってます。ずっと。

澤本:事務所の先輩の岸井ゆきのさんは、「大きな武器を持ちたい」って言ってましたね(笑)。

蒔田:大きな武器……。

中村:「大斧」を持ちたいって言ってました。

蒔田:ああ~、そういうことですね!(笑)。

澤本:大きな斧を持った役をやりたい、と。それは終始一貫ね(笑)。

蒔田:あはははは!

権八:毎回言ってるよね。

澤本:蒔田さんは多重人格者?

蒔田:やってみたいです。いろんな役を一気にやってみたいですね。

澤本:あ、そうか。いろんな役をいっぺんにやるっていうことか。

蒔田:そうですね。

中村:それじゃ、もしかしたらふたつ、とかじゃなくて?

蒔田:そうですね。

権八:そんなの、あるんだ?でも、たしかに日本ではあんまり……。海外だと『アルジャーノンに花束を』(ダニエル・キイス)とかが有名ですけど。日本ではあまりないですね。

澤本:たしかに、あんまりないね。

権八:ありそうですけどね。でも、是枝監督とかはあんまりやらなそうだね。

蒔田:たしかにそうですね。それはそれで面白そうですけど。

澤本:彩珠ちゃんが是枝さんに「やりましょうよ」って言ったらできるよ。

権八:そうそうそう。焚き付けてさ。「一緒にNetflixに企画を持ち込みましょうよ」的な(笑)。

蒔田:ちょっと……頑張って、みます(笑)。

澤本:でも、確かにNetflixとかでありそうだよね。

蒔田:うーん!確かに。

中村:これを聞いた業界関係者は、多重人格の企画をお待ちしております。あとは、今後の配信予定は『クレイジークルーズ』(Netflix配信)でしょうか?

蒔田:はい。

澤本:坂元裕二さんの脚本って、どうでした?

蒔田:『anone』(日本テレビ系)で一回ご一緒したことがありまして。

権八:ああ、そうだ。

蒔田:でも、この時に「絶対に私じゃないでしょ!」っていう役をやらせてもらったので、新鮮でした。でも、恥ずかしかったです、最初にやる時。

澤本:どういう感じの役なんですか?

蒔田:ヤクザの娘。

澤本:へえ~!

蒔田:あはははは! 髪の毛もオレンジに染めて(笑)。

「世界の蒔田彩珠」に、私はなる!

権八:『忍びの家〜House of Ninjas〜』(Netflix)は、これは当然、忍者役なんですね?(笑)。

蒔田:忍者です。初めてアクションやりました。

澤本:これは、監督は外国の人なんですか?

蒔田:そうです。3人いて。チーフの監督が海外の方でした。

澤本:へえ~。日本の話なんですか?

蒔田:日本です。現代です。生き延びた忍者のお話ですね。

澤本:なるほど! それを外国の監督が撮っていらっしゃると。カメラマンも外国の方?

蒔田:じゃないですね。みんな日本の方が撮っています。

澤本:へえ~。それはちょっと楽しそうだね。全世界配信になるわけでしょう?

蒔田:そうですね。

澤本:外国からいっぱいオファーが来ちゃうじゃないですか。

蒔田:はい。「世界の蒔田彩珠」になります!

一同:あはははは!

権八:だって『House of Ninjas』だもん。これ、いかにも海外の人が見てくれそうな……。

蒔田:そうですね。

権八:面白そう。

澤本:Netflix、すごいな、やっぱり。聞くだけで「ちょっと見たい」と思うもんね。

権八:そうですね、ホントに。

澤本:でも、『舞妓さんちのまかないさん』も、発信が舞妓さんで祇園だから。結構、海外受けするでしょ?

蒔田:そうですね。海外の人から来ますね、「見ました!」みたいなのが。

澤本:はいはい。で、英語はどうします?

蒔田:え、英語!?

権八:たしかに、英語できるようにならなきゃ、かもしれないですね。

蒔田:そうですね。頑張ります! 英語。

澤本:でも、今後、海外で活躍していこうっていう気持ちはあるんですか?

蒔田:いやぁ~、まだないですね~。

一同:……。

澤本:終わってしまった。

一同:あはははは!

中村:いや、わからないですよ? 1、2年後には「世界の蒔田」になっている可能性はありますんで。

蒔田:待ってます。

中村:面白いね、世界の蒔田(笑)。というわけで、そろそろお別れの時間が近づいてきております。改めて今後のご予定などを。まずは『舞妓さんちのまかないさん』がNetflixで絶賛配信中なので、こちらをぜひみてください、と。

蒔田:はい。

中村:そして、今後は。同じくNetflixで配信予定の『クレイジークルーズ』『忍びの家〜House of Ninjas〜』にも出演されますので、こちらもぜひ、Netflixをずっとつけておいてください。

蒔田:はい。お願いします!

中村:そうすると、蒔田彩珠に会えるぞ、と。

蒔田:はい。「世界の蒔田」に。

澤本:ははははは!

中村:いい〆だね、「世界の蒔田」。

澤本:面白い人だね。思ったより面白い人だね(笑)。

蒔田:思ったより……(笑)。

権八:いいこと、いいこと!(笑)。

中村:というわけで、今夜のゲストは俳優、「世界の蒔田彩珠」さんでした。ありがとうございました~!

蒔田:ありがとうございました~!

〈END〉