ロングセラーゲーム「パズドラ」 親になったプレイヤーを意識した新CM

長続きのカギは「休眠ユーザー」

ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、スマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)の新テレビCM「昭和の父ちゃん/父ちゃんを見ろ」篇、「昭和の父ちゃん/パズドラの最中」篇を10月11日から放映している。出演者は10年以上パズドラのイメージキャラクターを務める二宮和也。リリースから12年経過し、当時は十代だった子どものプレイヤーが大人に成長したことを踏まえ、「昭和風の父親」と子どもがパズドラに熱中する様子を描いた。大人から子どもまで幅広い層に訴求する狙いだ。

イメージ cmカット 親子でパズドラに熱中する様子を描いた新CM

親子でパズドラに熱中する様子を描いた新CM

2012年にリリースした「パズドラ」は、モンスターを育ててパズルでバトルするロールプレイングゲーム(RPG)。現在のユーザー層は昔からのプレイヤーやその子どもの世代まで幅広く、新CMは全世代をターゲットとしている。

今回のCMで二宮は「昭和の父ちゃん姿」になって登場。パズドラを中心に繰り広げるお茶の間の様子が、ちゃぶ台やラジカセなどレトロなアイテムが並ぶ昭和をイメージした空間の中で描かれる。

「昭和の父ちゃん/父ちゃんを見ろ」篇は、二宮が演じる父親が息子のパズドラの腕前について苦言を呈するシーンから始まる。息子が父親に腕前を見せるよう促すと、父親は息子に見守られながら熟練プレイヤーとしての洗練された指さばきを披露。そんな父親に見入る息子だが、画面上に「GAME OVER」の文字が浮かぶ結末に。息子は失望した表情で父親を睨むと、父親は画面を隠し気まずい表情を浮かべるというストーリーだ。

「昭和の父ちゃん/パズドラの最中」篇は、ちゃぶ台で父親が息子に寄り添い、息子のパズドラプレイを応援しながら褒める様子が描かれる。親子でパズドラに熱中する最中、食事の時間となり母親が夕飯を持って現れる。パズドラを邪魔された父親は、ちゃぶ台を叩き「まだパズドラの最中ですよ!」と母親に強く言い放つが、母親も不服な表情で「は?」と反応し、一触即発の雰囲気が漂う。

イメージキャラクターを10年以上務める二宮は、パズドラユーザーからもプレイヤーの1人として広く認知されているという。森下一喜社長は「単なるイメージキャラクターではなく、プレイヤーでもある二宮さんに出演してもらうことで、ゲームの魅力をより説得力をもって発信できる」と話した。

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