インターブランドジャパンは1月23日、ブランディングの取り組みを評価するアワードである「Japan Branding Awards」の2024年度の受賞ブランドを発表した。
本アワードは、ブランド戦略を展開する企業・団体のさらなる成長の支援を目的に創設されたもので、今年度で6回目の開催。2022年度の開催を最後に、コロナ禍を経て大きく変化した環境の中で「ブランディング」の在り方を再考。評価の視点をアップデートさせ、2年ぶりの開催に至った(概要は後述)。
受賞ブランドは次の通り(表記は受賞ブランドのアルファベット順、カッコ内は社名)。
□GOLD:受賞ブランドの中で、特に総合的に優れた取り組みをしたブランド
・Bioré(花王)
・Goldwin Inc.(ゴールドウイン)
・SHIRO(シロ)
□SLIVER:受賞ブランドの中で、戦略、実践の取り組みに優れ、ブランディング成果がこれからより期待できるブランド
・ASICS(アシックス)
・mercari(メルカリ)
・YANMAR(ヤンマーホールディングス)
□BRONZE:応募されたすべてのブランドの中で、優れた取り組みをしたブランド
・KAMIKATZ(スペック)
・LION(ライオン)
・unicharm(ユニ・チャーム)
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同アワードの応募資格は、日本企業および日本でビジネスを展開している外資系企業、各種法人・団体。
審査員長は同社代表取締役社長 兼CEOの並木将仁氏。審査副員長として日経BPの佐藤央明氏、上智大学教授の杉谷陽子氏、アレンス代表取締役の八木彩氏が参加し、インターブランドジャパンのオフィスリーダーが審査委員を務めた。
今回、コロナ禍を経た社会の急激な変化に適合するために、2018年の創設以降初めて評価の視点をアップデート。「ブランド戦略」「展開戦略」「価値伝達」「組織整備と運営」「ステークホルダーとの関係構築」「インパクト測定と成果」の6つを構築した。
並木氏によると、評価視点の策定にあたり業界の有識者や、過去に同アワードを受賞したブランドリーダーなどのオピニオンリーダーと共に議論。「何が良いブランディングか」という観点ではなく、「これから求められるブランディングとはどういう姿であるべきか」といった点にフォーカスしたという。
新しい評価の視点。
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