キングジムが職場の多様な悩み解決に「テプラ」で挑む動画を公開

キングジムは、今年1月27日に特設サイト「#おねがいテプラ」を公開。公式YouTubeで、6タイプの動画を公開した。

写真 人物 個人

動画の舞台は、オフィス、保育園、建設現場と、さまざまな人たちが働く職場。「社員の肩こりを、何とかしたい」「上下関係なく、会議を進めたい」「外国人スタッフと、もっと距離を縮めたい」など、その職場にある悩みをラベルライターであるテプラを使って解決しようと試みる。キャッチフレーズは、「職場の悩みに、テプラで挑め。」。

1988年の誕生以来、ラベルライターとして確固たるポジションを築いてきたテプラだが、その売上の大半は法人需要。一方で、職場のペーパーレス化が進む中で、ファイルの整理整頓としての需要は減少、売上不振が課題となっていた。今回の取り組みではこうした課題解決と共に、PCに接続することでテプラ活用の可能性が広がることをオフィスだけでなく、建設・工事現場、保育園、医療・福祉施設などの職場にアピールしながら、新たな需要喚起をすることが求められたという。

「テプラはロングセラーブランドがゆえに、良くも悪くも“情報整理のためのラベルライター”として、イメージや用途が固定化されていました。でも、実際にテプラを利用されている企業の方々にお話を伺うと、ただの整理ではなく、『仕事の生産性を上げるための“インフラ”』として、欠かせないものになっていることに気づきました」と、企画を手がけたコミュニケーションクリエイター 三戸健太郎氏。

「極端に言うと、現代の職場のあらゆる課題は、テプラで解決できる可能性がある。情報整理のためのラベリングツールから、職場の課題を解決するパートナーへ。そんな仮説から『#おねがいテプラ』というフレームで、『オフィスでの健康改善』から『保育園への行きしぶり解消』まで、多様な職場の、多様な課題をテプラで解決していく実験を行うことにしました」

制作にあたっては、オフィス、幼稚園・保育園、工場・倉庫、建設・工事現場、医療・福祉施設など、スタッフが実際に一つひとつ訪問し、そこで働く人から悩みをヒアリングした。

そして商品発想ではなく、現場で働いている人たちのリアルな悩みから課題を設定。どうすれば共感性高く解決できるか、キングジムとクリエイティブスタッフがチーム一丸となって考えていった。

「例えば保育の現場では、園長先生からポロッと出た、『子どもたちが、すんなり登園してくれません』という悩みを受けて、テプラでなんとか解決できないかと、キングジムさんと一緒に『テプラコンサルタント』になったつもりで、テプラを使ったソリューションを考えていきました」(コミュニケーションクリエイター 徳光一蕗氏)

オフィス①「肩こり」篇

オフィス②「緊張」篇

オフィス③「肩書き」篇

保育園「行きしぶり」篇

建設現場「異文化コミュニケーション」篇

動画の映像は「自分たちの職場ならどんな使い方ができるだろう?」と思ってもらえるよう、実験ドキュメンタリーを目指した。意識したのは、見る人が想像する余白を残すことだ。

「一見ラフに見えますが、撮影させていただいた方々の素のリアクションを狙えるよう、カメラ位置から想定される動きまで、事前シミュレーションを細かく行いました。いわゆる『ドッキリ映像』です。『これ、本当?』と思えるような絶妙な距離感を探っていただいた、演出・小林洋介さんの執念に感謝です」と、クリエイティブディレクター 小川祐人氏。

キービジュアルは、テプラのラベルでもあり、Web上で悩みを可視化する吹き出しにもなるデザインに。全体の一貫性を気にしながら構築したという。このキービジュアルは、映像のトップシーンにも使われている。

また、公式サイト上では、26個のアイデアを紹介している。

「職場で本当に試したいと思ってもらえるように、実際に各現場に足を運んでヒアリングした声を元に、使用シーンを想像できるような言葉を心がけました。また各アイデアを、業種やお悩みごとにハッシュタグで分類することで、似たような悩みを抱える全ての方に届くように工夫しました」(コピーライター 小林桃子氏)

撮影やヒアリングに協力してくれた企業からは「自分たちでは発想できなかった使い方に感心した」「インナーモチベーションアップにつながりそうだと思った」という声が寄せられている。また、キングジム自身も、オフィスにおける新たな使い方を現在実際に取り入れているとのこと。

現在、Xでは「職場のお悩み」にテプラで答えるキャンペーンも展開中。同社取締役会長 宮本彰氏のメッセージと共に、職場で抱えている悩みを募集している。こちらのキャンペーンは、2月10日まで実施予定だ。

スタッフリスト

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広告会社 電通+電通クリエーティブフォース
PR会社 マテリアル 
CD∔C 小川祐人
コミュニケーションクリエイター 三戸健太郎、徳光一蕗
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AD 儘田岳賢
C∔企画 小林桃子
企画 木村太郎
D 大間猛
CPr 中野友允
PRプランナー 梶原祐彰、澤本幸輝、小林茜
CAS(竹林正樹先生) 高山紗栄佳
AE 和田朋己、岡村祥汰

映像

制作会社 二番工房
Pr 吉野領馬、熊倉康介、熊谷美郷
PM 高塚春希、遊佐美有、並木祥
演出 小林洋介
撮影 星潤哉
照明 小林曉
編集 久保雅之
カラリスト 齋藤精二
音楽 豊田真之
撮影(Gr) 岩本彩

WEB

制作会社 Digitallove
ディレクター 武山英敏
AD∔D 星川淳哉
D 李周炯
デベロッパー 齋藤匠

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