パナソニックが1月上旬に発売したコンパクトサイズのドラム式洗濯乾燥機「SDシリーズ」が好調に推移している。設置スペースの問題から購入を控えていた層に支持され、2月1日時点での累計販売台数は約1万7000台に達した。コンパクト化により、単身世帯だけでなく、子どもが巣立ち夫婦のみの生活となった家庭でも需要があると見ており、全てのライフステージにおいて同社のドラム式が使用されることを目指している。
コンパクトなボディで設置しやすい「SDシリーズ」
近年は共働き世帯や単身世帯の増加などにより、「洗濯は夜間に実施する」など、洗濯スタイルが変化している。洗濯から乾燥まで可能なドラム式洗濯乾燥機の人気が国内市場で上昇。同社の調査によると、最も購入したい洗濯機のタイプは「ドラム式洗濯乾燥機」「縦型洗濯乾燥機」が約58%を占めており、乾燥機能を求める人が多いことが分かった。一方、日本電機工業会によると、2023年度に出荷された洗濯機のうち、乾燥機能付きタイプの構成比は約3割にとどまっているという。
そこで同社は、ドラム式洗濯乾燥機の購入に踏み切れない理由として大きい「価格」「機能」「サイズ」の3つの課題解消に力を入れたドラム式洗濯乾燥機「SDシリーズ」2タイプを発売した。