日本広告写真家協会(APA)は2月22日から、広告写真などを評価する「APAアワード2025」の入賞・入選作品の展覧会を東京都写真美術館で開催する。会期は3月9日まで。
実際に世の中に流通した広告作品を募集する「広告作品部門」と、公募テーマに沿って自由な発想と写真表現で競い合う「写真作品部門」の2部門で構成される同賞。今回で53回目を迎えた。
「広告作品部門」には203作品・611枚の応募があり、うち53作品が入賞・入選した。2024年10月に審査会を実施し、選考の結果、最高賞の経済産業大臣賞に選ばれたのは大塚製薬/カロリーメイト「部長とは、」(フォトグラファー:岡祐介)。
「“遠くから見守る”という企画の意味をよく映像化し、コピーに導入し、コンセプトを把握した仕事となっている。本来の広告のエンターテインメント性を思い出させてくれた作品」として評価された。
また、公募テーマに「愛と平和」を掲げた「写真作品部門」には、991作品・3039枚の応募があり、75作品が入賞・入選した。審査の結果、最高賞である文部科学大臣賞には、宮田光さんの「きみを想う、それは続く。」が選ばれた。