相手の声が読める電話「ヨメテル」新聞広告 「耳の日」に3誌で掲載

日本財団電話リレーサービスが提供するサービス「ヨメテル」の新聞広告が、「耳の日」である3月3日、朝日新聞・読売新聞・毎日新聞の朝刊に掲載された。

「相手の声が読める電話―ヨメテル―」は、総務大臣指定の電話リレーサービス提供機関である「日本財団電話リレーサービス」が提供する電話アプリ。通話相手の声をリアルタイムで文字にするサービスで、1月23日に正式提供を開始した。

「電話リレーサービス」は、2020年12月1日に聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法律(令和2年法律第53号)が施行されたことを受け、2021年7月1日より公共インフラとして正式に開始された。

聴覚や発話に障害のある人を対象に、手話・文字と音声の通訳をオペレータが行う「電話リレーサービス」。これに対し「ヨメテル」は難聴や中途失聴など「自身の声で話したいが、電話で相手の声が聞こえにくいことがある人」に向けたもの。冒頭8秒の音声ガイダンスを聞いた後は、音声電話同士の通話と同様に、双方の「声」で会話をする。

JapanTrak2018(日本補聴器工業会)の調査によると、日本の人口の約1割にあたる1400万人以上が何らかの聞こえにくさを抱えているという。今回の新聞広告ではサービスに関する理解を促すと共に、「3月3日の『耳の日』に合わせて広告を掲出することで『聞こえ』について想いをはせてもらえたら」と、クリエイティブディレクターの阿部広太郎氏は話す。

実データ グラフィック ヨメテル新聞広告

3月3日掲出の新聞広告。

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