「藤井聡太なら、挫折やプレッシャーとどう戦う?」中部電力の新テレビCM始まる

中部電力は3月3日から、藤井聡太竜王・名人が出演する新テレビ CMの放映を愛知・岐阜・三重・静岡・長野の5県で開始した。同社では2023年12月に藤井さんと広告出演契約を締結しており、2024年3月に公開した第一弾に続く新CMとなる。

「こんな時でも、藤井聡太なら諦めない」

今回公開されたのは、陸上や吹奏楽などに打ち込む学生の心情を重ねた「藤井聡太なら。」篇(2篇)と、藤井さんが地元・瀬戸市の人たちに歓迎され愛される様子を描いた「おかえり、ただいま」篇(1篇)。

「藤井聡太なら。」篇は、棒高跳び篇と吹奏楽篇の2本を制作。いずれも挫折やプレッシャーと戦う高校生(伊藤圭吾)が、藤井さんの活躍を目にし「きっと藤井聡太なら今の状況をどう乗り越えるか?」と思いを巡らせ、自らを鼓舞していくストーリー。

「棒高跳び」篇は棒高跳びで怪我をして休養を余儀なくされた男子高校生が主役。「立ち直れないような挫折や敗北も きっと藤井聡太なら それすらバネにして高く跳ぶんだろうな」と前向きにリハビリに取り組み、「俺だって」と自らを奮い立たせる。

「吹奏楽」篇では、吹奏楽部でトランペットを吹き、ソロパートを任された高校生(早坂美海)が主役。周囲から応援されるものの「押しつぶされそうなプレッシャー きっと藤井聡太なら はねのけて人の心を震わせるんだろうか」と懸命に練習に励み、「私だって」と勇気をもらい、演奏会当日を迎えるというストーリー。

昨年のCMに続き企画を担当した吉田洋晃氏(電通)は、「藤井聡太なら。」篇について、次のように意図を説明する。

「藤井さんの代名詞として広く知られているのが、誰もが諦めてしまうような盤面からの逆転勝利。どんな逆境も乗り越えていく姿。そんな藤井さんを自分と比べる対象にするには、あまりにも遠くかけ離れている存在だとしても、心が折れていそうな瞬間や押しつぶされてしまいそうな瞬間に、“こんな時でも、藤井さんなら諦めない”と前向きに考えるきっかけになれば、という思いで企画制作しました」。

藤井さんの地元・瀬戸市の人たちの「おかえり」が力に

「おかえり、ただいま」篇では、地元である名鉄・尾張瀬戸駅へ向かう藤井さんと、藤井さんを歓迎するまちの人々の様子から地域と中部電力との繋がりを描き出した。

吉田氏は企画意図について次のように話している。

「世の中の人に元気を与える一方で、同時に地域の人に愛され、応援されていることが、藤井さんにとっても同様に力になっている、そんな姿を描くことで、藤井さんを支える温かい地域のつながりや、そんな“地域とともに歩んでいきたい”という中部電力の想いを感じてもらえるようなCMを目指しました」(吉田氏)。

スタッフリスト

企画制作 電通、東北新社、TOKYO
企画 吉田洋晃
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Pr 島瀬悠光加、清水悠貴
PM 岡智也
演出 高橋一生
撮影 林大智
照明 原澤遥哉
美術 中込初音
編集 金子恭平(オフライン)、萩原千尋(オンライン)
MIX 望月なおや
音楽 原田瞳
ST 甲斐修平
HM 常盤美帆
CAS 磯貝淳子
ロケCRD 橋本裕人
AE 上原裕治、有田葉子、渡邉佳祐、瀧澤美音
出演 藤井聡太、早坂美海、伊藤圭吾
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