日本郵便は、2025年2月26日に、社員が登場する「拝啓 わたし」と題した3本のムービーを公式サイトの「経営理念」を掲げるページで公開した。
便箋に向かい、「拝啓 わたし」と書くことから始まるムービーは、それぞれの街の郵便局員の日常を映し出す。日々の仕事を進め、街の人たちと触れ合う中で、いまの自分は何に対して挑戦していくのかを、便箋に書き綴っていく。ムービー半ばで流れ始めるシンガーソングライター 田中ヤコブの歌がそれぞれの挑戦を盛り上げていく。
2024年、日本郵便は経営理念を改訂。「一人ひとりの人生に寄り添う。すべての人の心をあたためる。」という経営理念のもと、「挑戦」というテーマを設けた。
※日本郵便の存在意義や あるべき姿などを 整理したストーリー
郵便局は挑戦する。すべての人生の、どんな瞬間にも 耳を傾け、寄り添うことに。 地域の声を活かしたうれしいサービスや かつてない便利を次々と生み出すことに。 社員一人ひとりが力を発揮することで、 この街、この社会に暮らす人々の心は きっと昨日よりあたたかくなる。 いつでもそばにあって、いつでも相談できる。 そんな存在は、私たちの他にはないのだから。
その実現に向けて現在、すべての社員がそれぞれの挑戦を持つという取り組みを行っている。そこで、社員の人たちが掲げた各自の挑戦を描き、その実態を伝えていくことになったという。クリエイティブディレクター 野澤幸司氏が、それを伝える上で着目したのが、手紙を書くという行為だ。
「手紙文化を担う企業らしく、社員の方たちが自身に向かって手紙を書くことで、 それぞれの挑戦への覚悟とその背景が浮かび上がってくると考えました。 勤務中に身につける『携行カード』にも直筆の挑戦タイトルが実際に書かれています」
撮影にあたっては、社員それぞれの挑戦を募集し、その内容を見て、本人への取材なども行いながらキャスティングを行った。現在、青森県・田子郵便局、神奈川県・緑郵便局、山梨県・甲府上石田郵便局で働く3人のムービーが公開されている。
「郵便局は地域によってもまったくちがう個性があるし 本当に多種多様な人たちでできていることが今回の制作でわかりました。社内での評判もたいへん良いとのことなので、 今後さらに多くの挑戦を描いていければと考えています」
スタッフリスト
企画制作
博報堂+博報堂キャビン+CHAMILA
CD+C
野澤幸司
企画 | 鈴木智也 |
Pr | 武内践、手柴望未 |
演出 | 後藤匠平 |
撮影 | 高橋大祐 |
照明 | 窪田研一 |
編集(オフライン) | 正見聡 |
編集(オンライン) | 松村桜子 |
SE+MA+MIX | 北穣至、服部航也 |
ST | 益丸宗大 |
音楽Pr | 鶴丸正太郎 |
音楽 | 田中ヤコブ |
AE | 秋山洋大、水原将喜 |
出演 | 相田泰子、吉田允、藤村美菜 |
