ロッテは、現代人の集中状態を「ガム×音楽」によるリズムでサポートするコンテンツとして、学者×アーティストによる集中専用ツール「Shu-Chew Beats」を公開した。
ロッテではこれまでも「集中状態をつくるためにガムを噛むことのメリット」について提唱しており、2024年には「全国一斉オフィス集中調査」を実施。この結果をもとに、今回のコンテンツも企画された。
前述の調査の結果、回答者の約8割が「オフィスで集中できていない」と回答。一方で、集中状態をつくるための対策をしていると答えた人は約24%にとどまった。また、オフィスで集中状態をつくるための対策について聞いた設問では、「集中のためにオフィスでガムを噛むこと」については約7割が前向き、約6割は集中のためのオフィスでの音楽視聴に前向きであると回答した。
「専門家監修の集中状態をつくるための音楽があったら活用したいか」という質問についても、約7割の回答者が「とてもいいと思う」もしくは「ややいいと思う」と回答したという。
本調査は2023年頃から、コロナ禍で普及したリモートワークから一転、オフィス勤務への出勤に戻ったことを背景に、作業中の「集中」に関する実態を明らかにすることを目的として行われたもので、デスクワークが中心で、オフィスワークの経験がある20歳〜59歳の男女1000人を対象に実施された。
「全国一斉オフィス集中調査」の調査概要。
こうした結果を受けて、ガムを噛むリズムと楽曲のリズムを掛け合わせ、オフィスワーカーの集中を促すことを目的に、楽曲「ガム専用BGM」を制作した。集中状態の種類によって、適切なBPMが存在するというファクトを基に、BPMの異なる3曲が公開された。長さはいずれも1時間前後になっている。
◆BPM140 / Extreme (楽曲制作:パソコン音楽クラブ)
処理速度向上。スピードを上げてサクサクと作業を進めたいときの集中に適しているとされる。
◆BPM120 / Hyper (楽曲制作:大沢伸一氏)
作業効率向上。作業のパフォーマンスを高めたいときの集中に適しているとされる。
◆BPM66 / Chill (楽曲制作:網守将平氏)
正確性向上。複雑な作業をじっくり正確にこなしたいときの集中に適しているとされる。
「Shu-Chew Beats」のクリエイティブ。ガムをモチーフとしたスタイリッシュなイメージだ。
また、コンテンツでは楽曲だけでなく、楽曲の世界観を体現した映像も作成。ガムをメインモチーフとしたCG映像だ。
本プロジェクトを監修した、立命館大院テクノロジー・マネジメント研究科 枝川義邦教授は、「ガムの咀嚼によるリズム運動には、集中力を向上させる効果があることがこれまでの研究によりわかっている。この“噛む”というリズム運動に加えて、“集中すること”に特化して開発された楽曲のリズムが組み合わされることで、さらなる集中を促すことが期待される」とコメントしている。
スタッフリスト
企画制作
博報堂、VIXI
CD
酒井亮祐
C+PL
大井椋介
AD
藤本大生
D
西島希世
Pr | 飯野史子 |
楽曲 | 網守将平、大沢伸一、パソコン音楽クラブ |
映像 | 鈴本蓮、稲葉右京、豊田京太郎 |
CG | まめたろう |
クリエイティブ・ストラテジスト | 相沢理人 |
マーケティングディレクター | 石髙達也、三ツ井菜菜子 |
マーケティングプランナー | 藤田明優菜 |
PRディレクター | 杉山祐太 |
PRプランナー | 加藤里佳子 |
AE | 安宮亮太、新井出典、北村奈々子、堀裕貴 |
音楽プロダクション | SPLUCK |
Webプロダクション | EPOCH |
監修 | 枝川義邦 |
