声優がCMで商品を演じる話題作まとめ 中村悠一・宮野真守ら人気声優続々

近年のCM業界では、声優が商品そのものに声をあてる手法が増えている。カロリーメイト「小さな栄養士」シリーズの復活から、腸内細菌や茶葉を擬人化したアニメーション、さらには実写での起用まで。声優の表現力を活かした事例を、現在放映中のものを中心に紹介する。

カロリーメイト「小さな栄養士」シリーズ復活

大塚製薬「カロリーメイト」のCM「小さな栄養士・サッカー少女」篇、「小さな栄養士・バタアシ少年」篇が、4月25日からYouTube公式チャンネルにて公開され、5月11日からテレビ放映が開始された。

2016年にスタートした「小さな栄養士」シリーズは、パッケージから顔をのぞかせたカロリーメイトが人々の食生活を見守るというコンセプトで、2017年度「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」をはじめ、複数の賞を受賞している。「チョコレート味」に人気声優の中村悠一さんを起用したことで、当時ファンを中心に大きな話題となった。

今回3年ぶりに放映された同シリーズでは、中村悠一さんと杉田智和さんが「チョコレート味」、内田雄馬さんが「バニラ味」で再登場。サッカーと水泳に取り組む子どもたちを温かく見守る姿が描かれている。CDは長年「カロリーメイト」シリーズの広告を手掛けるcatchの福部明浩氏。

「小さな栄養士・サッカー少女」篇
「小さな栄養士・バタアシ少年」篇

下野紘、一人二役で腸内細菌を演じる

Mizkanが展開するブランド「Fibee(ファイビー)」が、6月17日から「おぎなエールPROJECT」を始動。プロジェクトの第1弾として、アニメコンテンツ「おぎなエールSTUDIO」を公開した。

腸内細菌をモチーフにしたオリジナルキャラクター「ラクさん」「ビーさん」を一人二役で演じるのは下野紘さん。全3回のショートアニメで、忙しい日々を送る人々の悩みに、ラクさんとビーさんが答えていく構成となっている。

第1話「失敗ばかり」篇
第2話「忙しくて余裕ゼロ」篇
第3話「子どもの前でイライラ」篇

麺を茹でる音、ネギを刻む音…26種のSEを演じ分け

サントリーが販売するノンアルコールビールテイスト飲料「からだを想うオールフリー」は、6月12日に新アニメCM「深夜ラーメンの誘惑」を公開した。

同作では、毎日ラーメンをすする「毎日ラーメン健康生活」を送るYouTuber・SUSURUさん本人を初めてアニメ化。そして山寺宏一さんが、26種類に及ぶ擬音すべてを、一人で演じ分けた。制作はカヤック。

WebCM「深夜ラーメンの誘惑」

花江夏樹は熱い「茶葉先生」に

ヨックモックは5月9日、初夏限定商品「シガール オゥ マッチャ」の発売記念施策として、期間限定Web動画「シガール オゥ マッチャの願い」篇を公開した(現在は公開終了)。

動画は花江夏樹さん扮する「茶葉先生」が、200本の「シガール オゥ マッチャ」たちに激励の言葉を投げかけるというストーリー。「シガール オゥ マッチャ」が生徒役を演じるという設定で、お菓子が撮影に挑む姿も描かれた。企画制作はプラチナム・SHIKI。

Web動画「シガール オゥ マッチャの願い」篇

初めての動画撮影を前に、控室で緊張する様子を見せる「シガール オゥ マッチャ」。

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