新聞社を競わせる!? 金鳥「シンカトリ広告効果ダービー」の裏側

大日本除虫菊(以下、金鳥)は5月25日の新聞朝刊に、毎年恒例となっている商品紹介の広告を読売・日経・産経・西日本の4紙に出稿。その内容が話題を呼んだ。

イメージ 掲出された金鳥の新聞広告。なお、投票サイトではA、B、C、Dと具体的な媒体名は伏せられている。

掲出された金鳥の新聞広告。なお、投票サイトではA、B、C、Dと具体的な媒体名は伏せられている。

広告の見出しには、〈新聞広告で、知名度がどれくらい上がるのか実験です。どきどき。〉という一文。広告を掲出した4紙の中で、どの新聞が最も読者に見られたかを競う「シンカトリ広告効果ダービー」を開催したのだ。

「(金鳥からは)昨年発売の『シンカトリ』の知名度アップを新聞広告で、というオリエン。新聞離れが叫ばれて久しいですが、果たして新聞広告で知名度ってどれくらい上がるものなのか?という素朴な疑問が……。そこで、新聞社にとっては“ちょ待てよ”と慌てふためく恐ろしき企画を考えました。『広告効果ダービー』と題して、パンドラの箱をパカっと開けてしまおうという企みです」と話すのは、本企画を手がけた古川雅之氏(電通 Creative KANSAI クリエイティブディレクター)。

投票方法は簡単で、各誌に掲載されている二次元コードを読み取ると特設の投票サイトに遷移。サイト内の投票ボタンを押せば、その新聞社に1票が投じられるという仕組みだ。

イメージ 投票サイトのオープニング画面。

イメージ 投票サイトのオープニング画面。

投票サイトのオープニング画面。

投票画面(A新聞バージョン)。黄色い投票ボタンを押すと「A新聞」に1票加算される。「もう一度投票する」ボタンもあるので、何回でも投票できる。

投票画面(A新聞バージョン)。黄色い投票ボタンを押すと「A新聞」に1票加算される。「もう一度投票する」ボタンもあるので、何回でも投票できる。

次のページ
1 2
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ